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各ユーザーのプライベートクラウドは容量無制限!

ソーシャル系の救世主となるか?誰にでも発信可能な新SNS「just.me」

2013年05月03日 13時00分更新

文● 飯島恵里子/ASCII.jp編集部

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ベータテストに参加したからこそわかる、今後の課題

 他のSNSで使えてjust.meで利用できない機能もいくつかある。例えば、写真等にフィルター加工を加えたり、世界中のユーザーが集う公開タイムラインから検索をすることだ(フィルター、検索については「近い将来のアップデートで!」と話していた)。

 また現状では自分のプライベートコンテンツの検索さえもできない。これは、just.meの誕生理由が「発信元を一括したい」から生まれたためだろう。多くの機能が情報発信に向いていて、コンテンツの検索、人物の公開ストリーム上からの検索には対応していないのは、とても残念。

 検索に固執するのには理由がある。なぜならjust.meは「ユーザーのすべてのメッセージおよびメディアを、その本人のみコントロール可能な専用プライベートクラウドに保存する」と宣言。容量については現在、言及していないからだ。プライベートコンテンツを日記のように自分の記録ツールとして使用した場合、容量に制限がないのはとても理想的だが、はるか未来にコンテンツが増えた場合、日付やなにかしらの情報を元に検索できなくては、蓄積したコンテンツを活かすことができないからだ。

 また間違って投稿した内容をユーザーの手元で消去する仕組みがない(現在はサポート に連絡が必要)。もちろん見切り発車といったら言葉は悪いがスピード感を優先し、ユーザーの必要に応じて使い勝手を改善していくというマウンテンビューのデベロッパーらしい対応ともいえよう。

 ネガティブな要素を突いてメリットを逃すより、情報発信に強みをもつjust.meの利便性を評価したい。

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