このページの本文へ

前へ 1 2 3 4 次へ

Kindle出版体験記――ツッコミ多め版 第2回

Amazon Kindle ダイレクト・パブリッシングの使い勝手を徹底レポート

Kindle本を自力出版する冴えた(?)方法

2013年05月15日 11時00分更新

文● 藤春都、柊和佑

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

前編はこちら

Kindle デスクトップ・パブリッシングで本を出す方法

 電子書籍の自費出版サービス「Kindle デスクトップ・パブリッシング」(以下KDP)。その登録から出版まで、実際の利用方法をレポートするこの企画。前編ではアカウント登録から振込口座の指示、書籍情報の登録までを説明しました。後編ではいよいよ出版開始です!

 なお、以下の記事につきましては2013年4月下旬時点の情報であり、Mac OS 10.8(Mountain Lion)上で動作確認したものとなります。できる限り検証はしておりますが誤りのある可能性があることをご承知おきください。

 “Kindleちゃん”と一緒に電子書籍のお勉強!?

 この記事の制作には、電子書籍の最新事情をイラスト・漫画・小説などで楽しく紹介した、自主制作誌『お客様の中にお医者様…いやKindleで本を出したい方はry』(2012年)から一部素材をご提供いただき、編集部で再構成しています。

 姉妹本の『電子書籍少女 VOYAGER edition』は、台湾の有力eBook書店「eクラウド メディア」「ワンダラー」がボイジャーの電子書籍ビューア『BinB(Books in Browsers)』を採用したことに伴う、日本発コンテンツ第1弾として配信されています。

 オリジナルの日本語版は、ボイジャーの「BinB Store」にて無料配信中。また、『電子書籍少女』シリーズ(既刊6冊)はCOMIC ZINにて通販可能

本記事の著者も寄稿している、姉妹本の『電子書籍少女 VOYAGER edition』は、台湾のeBook書店にてEPUB版の配信が始まっている

本の情報を登録しよう

 アカウント情報を登録し終わったら、『本棚』ページに戻ります。

 これでやっと本題である売り物(電子書籍)の登録作業に入れます。

新しいタイトルを追加』をぽちっとな

 コンテンツの登録ページを開くと、まずKDPセレクトに登録するか否かを尋ねられます。

コンテンツ登録ページ。赤く囲んだ箇所が「KDPセレクト」の説明

KDPセレクトに登録することで、読者が自分の本を借りられるようになる

 KDPセレクトはAmazonに90日間以上の独占販売を許可するもので、これに登録しておくとユーザーがあなたの本を借りられるようにもなります。独占販売期間中は他の電子書籍ストアに同一コンテンツを配信することはできませんが、貸し出し回数に応じて分配金が支払われます。

 「買う」より「借りる」ほうが心理的ハードルが低いのは確かですが、KDPセレクトに登録して分配金を得るのと、他の書籍ストアからも売り上げを得るのと、どちらが得かと言われれば、作者の知名度と今後の情勢次第としか答えようがありません。

 さてKDPセレクトについてひとしきり考察を済ませたら、電子書籍のタイトルや著者名、本のカテゴリーやキーワードといった本についての情報を登録していきます。

本のカテゴリーを追加中

 表紙画像もアップロードできます。商品ページに写真があるのとないのとではだいぶお客さんの気分が変わりますので、気合いを入れて画像を準備しましょう。

人間も本も見た目が九割だとか何とか

前へ 1 2 3 4 次へ

カテゴリートップへ

この連載の記事

アスキー・ビジネスセレクション

ASCII.jp ビジネスヘッドライン

ピックアップ