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電子書籍サイトで好評なのはアマゾン「Kindleストア」

2013年04月25日 16時00分更新

文● 加藤宏之(HEW)/アスキークラウド

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 電子書籍閲覧用の電子書籍リーダーやアプリのほか、コミックや小説、雑誌などの電子書籍コンテンツが各社から次々とリリースされているが、インターネットコムとgooリサーチが実施した調査によると、電子書籍を購入したことがある人はまだ16.1%。電子書籍市場はまだ発展途上にあるようだ。

 同調査は、4月5日~10日に全国10~60代以上の男女1076人のインターネットユーザーを対象としたアンケート調査。電子書籍の購入経験者は少なかったが、購入目的として挙ったのは「娯楽(趣味や楽しむための本)」(88.4%)や「勉強」(22.5%)、「仕事」(13.9%)。購入時の利用端末(電子書籍の閲覧に利用する端末)は「PC」(44.5%)、「Android スマホ」(27.2%)、「iPhone」(23.7%)、「iPad」(17.3%)、 電子書籍リーダー(10.4%)、「Androidタブレット」(9.2%)となった。PCを除くモバイル端末ではスマホの利用が多く、専用端末となる電子書籍リーダーはまだまだ普及していないのが実態となっている。

 そこで、電子書籍の購入時に利用したサイトについての調査結果では、トップとなったのは「アマゾンKindleストア」(32.9%)。2位は「iBook ストア」(23.7%)で、以下、「楽天 Kobo」(13.9%)と「電子書店パピレス」(13.3%)が続いている。また、使い勝手のよいサイトとして挙ったのは、購入サイトと同様、「アマゾンKindleストア」(28.9%)、「iBook ストア」(20.8%)、「電子書店パピレス」(11%)、「楽天 Kobo」(9.2%)。まさにこれから成長を遂げようという電子書籍市場で、コンテンツ配信では「アマゾンKindleストア」が好スタートをきったようだ。

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