インテルの次期CPUである「Haswell」(開発コードネーム)と対応チップセットの登場が近いなか、MSIのLGA1155向けゲーミングマザーボード「MSI GAMING」シリーズが、今週末から店頭に並ぶ予定になっている。
MSI GAMINGシリーズは、オンラインゲームプレー時のネットワーク優先順位を自動で変更し、遅延を最小限に抑えるKillerのゲーミングLANチップや、銃声、足音などのゲーム環境音を、よりクリアに再生するCreativeの「Sound Blaster Cinema」機能を搭載している。
ゲーミングやオーバークロックに特化したマザーボードは、なにかと割高というイメージがあるが、同シリーズは最上位モデルの「Z77A-GD65 GAMING」でも、1万9980円の価格を実現。もちろん品質面も妥協しておらず、「Z77A-GD65 GAMING」は同社独自の品質基準である「ミリタリークラスIIIコンポーネント」の最高ランクの5つ星に対応している。
定番のZ77チップセットを採用し、最高ランクの「ミリタリークラスIIIコンポーネント」に準拠する最上位モデル「Z77A-GD65 GAMING」のほか、価格が1万4980円の下位モデル「Z77A-G43 GAMING」。そして「B75」チップセットを採用し、価格が9980円とゲーミング向けマザーボードでは、最安間違いなしの「B75A-G43 GAMING」の3モデルを用意している。
当然、どのモデルもゲーミングLANチップやSound Blaster Cinema機能を搭載しているので、予算に応じたゲーミングマシンを自作可能になっている。黒いマザーボードに、ヒートシンクの赤が映える配色やドラゴンを模したヒートシンクなど、なかなかカッコイイデザインは、ゲームを遊ばない人にもオススメだ。サイドパネルに透明なアクリルを採用するPCケースと組み合わせたくなる。
なお、各モデルはヒートシンク仕様などの細かい違いのほか、MSIの独自品質「ミリタリークラスIIIコンポーネント」の搭載の有無が違っている。また既存モデルと異なり、GAMINGシリーズは3製品ともVirtu MVPに対応している。
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