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コイニー株式会社代表取締役・佐俣さんインタビュー 

iPhoneをカードリーダーにする「Coiney」は何を目指す?

2013年04月25日 23時56分更新

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 iPhoneなどのスマートフォンでクレジットカード決済ができるサービス「Coiney」。幅3cmのコンパクトなリーダーをイヤホンジャックに取り付けるだけで、iPhoneがクレジットカードリーダーになる。いつでも、どこでも、屋内外問わず、インターネット環境があれば決済が可能だ。

 4月10日より申し込み受付が再開された同サービスについて、コイニー株式会社の代表取締役である佐俣奈緒子さんに聞いてみました。

優れたソリューションなのに
電子マネーで決済できる店は10%に過ぎない

──4月10日から申し込み受付を再開されましたが、これまでストップしていた理由はなんでしょうか?

 昨年の10月の最終週に最初の受付をはじめたのですが、反響が大きく、このままでは、各種対応が間に合わなくなるとのことで、いったん閉じようという判断をしました。オペレーションやセキュリティーレベルの強化に注力し、申し込みされた方には順次サービスを使ってもらいつつ、準備を進めていて、やっと再開できることになりました。

──同様のサービスに「楽天スマートペイ」や「PayPal Here」があり、直接的なライバルになりますよね。

 はい。ただ、なんといっても市場は大きいので、1社が独占することはないと思います。また、Coineyはクレジットカードだけではなくて、プリペイドや電子マネー、ポイントなどの読み込みについても、ハードとソフトでつなぐ部分の開発を進めています。たとえ、新規サービスが出てきたとしても、それにすぐに対応できる予定です。

──「Coiney」を開発しようと思ったきっかけを教えてください。

 もともと日本はクレジットカードだけではなく、電子マネーやおサイフケータイなど支払うソリューションは世界的に非常に優れた国なのですが、それらの決済手段に対応した事業者の数というのは10%強にすぎない。ここに市場の非対称性を感じていました。対応業者が少ない理由のひとつがコスト含めた導入ハードルの高さにあるのですが、これがスマートフォンやタブレットを用いることで解決できるのではと考え開始したんです。

 また、日本ではBtoCのEC化率が3%切っている中、オフラインでの取引は95%以上あるんです。民間の最終消費支出が、だいたい280兆円くらいあって、その中でカード決済が40兆円強くらいある。そして、これはもっと伸びるだろうと考えました。オンライン決済の伸び率が高いといわれてますが、カード決済での額面だと同様にオフラインも伸びています。その割りにそこでビジネスを行うプレーヤーが全然いない。市場の大きさに対してプレーヤーが少ないのだから、新しいデバイスで拡大していく余地があるなと思ったわけです。

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