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パナソニック、グランフロント大阪に26日大型ショールームオープン

2013年04月22日 20時00分更新

文● 大河原克行

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パナソニックセンター大阪

 パナソニックは、パナソニックセンター大阪のオープニングセレモニーを行なった。

式典に参列したパソナニック幹部

 これは、2013年4月26日の正式オープンに先駆けて実施したもので、パソナニックの津賀一宏社長や長榮周作副社長をはじめとする同社幹部のほか、グランフロント大阪の開発事業社各社、自治体関係者など約50人が参加し、式典に続き、事前内覧会を実施。あわせて報道関係者にも内部の様子を公開した。

 パナソニックセンター大阪は、大阪・京橋に設置していた「パナソニックセンター大阪」と「パナソニックリビングショルーム」の2つのショールームを移転、統合したもので、4月26日に町開きをする大阪・梅田のグランフロント大阪の南館2階〜地下1階までの3フロア、約5000平方メールトを使用する。

 グランフロント大阪は、「うめきた」と呼ばれるJR大阪駅の北側に位置し、オフィス、商業施設、ホテル、分譲住宅などで構成される大規模再開発地域。グランフロント大阪全体で、年間2500万人〜4000万人規模が訪れると予測されているという。

 パナソニックの鍛冶舎巧専務役員は、「隣接するヨドバシカメラ マルチメディア梅田が年間4000万人の来客数を誇ることを考えれば、この規模は説得力のある数字」とし、「USJが年間約1000万人となったのに続き、来年オープンするあべのハルカスが年間4500万人、再来年オープン予定であるエキスポランド跡地に三井不動産が展開する複合型エンターテイメント施設が年間2000万人、そしてガンバ大阪の4万人収容の新スタジアムが建設されるなど、これから大阪は大変なことになる」などと語った。

 パナソニックセンター大阪では、年間250〜400万人の来客を見込むという。

ビジネスパートナー、お客様と一緒になって
新しい価値を作っていく、協創の場になることを目指す

パナソニック 津賀一宏社長

 オープニングセレモニーで、津賀社長は、「パナソニックは、事業を通じて世界中の人々の暮らしの向上と社会の発展に寄与することを基本としてきた。常に人を中心とし、その暮らしを見つめ、よりよいものにしていくことが、今も昔も変わらないパナソニックの原点である。目指しているのは、お客様にとってよい暮らしを、あらゆる空間に広げていくことである。パナソニックは、お客様が生活する様々な空間で、空間に関わるビジネスパートリーとともに、お客様ひとりひとりのよりよい暮らし、よりよい社会の実現を目指してきた。英語でいうと、『A Better Life,A Better World』の実現に貢献したい。

 日本には、5000万世帯以上があり、そのなかにはリビング、寝室、子供部屋、浴室、キッチンなど、様々な空間がある。その数は3億にのぼる。日本は、3億の空間に、1億人を超える老若男女が住んでいることになる。この3億、1億という巨大な市場に対して、家電、住宅設備、建材、電材のすべてを持ち、さらにパナホームを有している強みと、住空間を知り尽くしたパートナーとの強みを掛け合わせるクロスバリューイノベーションにより、これまでにない価値を生み出し、提供していく。

 これはグランフロント大阪全体のコンセプトであるナレッジキャピタルの思想に相通じる。ナレッジキャピタルでは、市民、企業、研究者などの様々な人々が集い、互いの技術や知恵を交流させ、新しい価値を創り出していくもの。パナソニックセンター大阪も、従来のショールームとは一線を画し、ビジネスパートナー、お客様と一緒になって新しい価値を作っていく、協創の場になることを目指していく。パナソニックセンター大阪を、よりよい暮らし、よりよい世界が生まれるもっともイノベーティブな場所にしたいと考えている。どんな協創の仕掛けがあるのかを見てもらいたい。

 パナソニックセンター大阪、グランフロント大阪で生み出される新たな価値が、日本のみならず、アジアや世界中の人々の『A Better Life,A Better World』の実現につながるようにしたい」とした。

私たち自らがお客様の中に飛び込んでいくことで、
コミュニケーションの新たなあり方に挑戦したい

パナソニック ブランドコミュニケーション本部スペースクリエイツグループ パナソニックセンター大阪・浜崎佳子所長

 また、パナソニック ブランドコミュニケーション本部スペースクリエイツグループ パナソニックセンター大阪・浜崎佳子所長は、「パナソニックは、2018年に向けて『A Better Life,A Better World』の実現というメッセージを掲げ、そこに、お客様と深くつながることで、いままで以上によりよい暮らし、よりよい社会を作りたいという想いを込めている。

 それに向けて、お客様とのコミュニケーションを通じ、お客様に貢献するため、お客様とともに新たな価値を生み出すグローバルの情報発信拠点となるのが、パナソニックセンター大阪になる。

 これまでに2拠点で展開していたショールームを統合して、新たにオープンすることになった。グランフロント大阪の入口という恵まれた立地において、世界の人々を迎える新たな街の一員として、最前線の情報を発信しながらともに成長し、関西、日本の発展に寄与したい。パナソニックセンター大阪は、私たち自らがお客様の中に飛び込んでいくことで、お客様とより深く、生涯に渡ってつながり続ける、コミュニケーションの新たなあり方に挑戦したい」とした。

 また、「コンセプトは共創である。共創は新たな暮らし価値を、お客様をはじめ、企業や学校、地域と、パナソニックがともに考え、ともに作り上げていくものであり、それを実践する場として、プロフェッショナルとパナソニックがこのパナソニックセンター大阪で交わり、そこから生まれる新たな価値提案を行なっていく。ここに携わる人の知恵、感性、こだわりが集まり、世界中とリアルにつながり、シェアすることで、イノベーションを起こしていく。パナソニックは従来の枠を超える発想の組み合わせを行なうことで、あらゆる生活空間のイノベーションを出していく。その実践の場がパナソニックセンター大阪になる。

 そのためにも感性豊かなお客様が、いつでも気軽に訪れることができる、自然に集まってくるような魅力的な場を作り、ドキドキ、ワクワク、きらめきと、豊かさに溢れた、いつも新鮮で、ユニークな空間になることを一番に考えている。オープンイノベーションとして次世代の人が集う場としても、ワークショップの開催にも積極的に取り組む。よりよい暮らしの実現、よりよい社会の実現に向けて、新たなビジネスの空間を生み出していきたい」と語った。

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