デザインも使い勝手も最高クラス!「XPS 13 Ultrabook」ロードテスト 第1回
「ワンランク上の機能美」とデルが自負!
フルHDになった13型Ultrabook「XPS 13」を外観からチェック (2/4)
2013年04月23日 11時30分更新
ワンランク上を感じる、コンパクトで質感の高いボディ
XPS 13のフットプリントは幅316×奥行き205mm。A4サイズよりやや縦に長いが、A4ノートと言っても差し支えないレベルだろう。13.3型ノートとしてはかなりコンパクトで、一般的なモデル(幅330×奥行き220mm程度)に比べてふた回りほど小さく感じる。
高さは6~18mmで、最厚部の数値だけを見ればUltrabookとしては厚いように思えるだろう。しかし実際に手にとってみると厚さはほとんど気にならず、むしろスリムな印象を受ける。底面部分のエッジが丸みを帯びながら薄くなっているので、手にした際の厚さを感じさせないのだ。
天板部分には削り出しのアルミ素材を利用。光沢を抑えた梨地風の加工で、シルバーという派手めのカラーながら落ち着きのある風合いだ。指紋や油脂による汚れがほとんど気にならない点もうれしい。
XPS 13の底面部分にはカーボンファイバーを利用することで、本体の剛性と軽さを実現している。表面にはシリコンコーティングが施されており、サラサラとした手触りが心地よい。手にした時のグリップ感も上々だ。カーボンファイバーは熱伝導率が低いという特性もあり、外出時に膝の上で使用しても本体の熱が気になることがない。ただしそのぶん本体内部に熱がこもりやすくなるため、排気用のスリットが大きめだ。
アルミ素材やカーボンファイバーが利用されていることもあって、本体の重量は約1.36と軽く持ち運びも苦にならないレベル。もっともUltrabookとしては標準的な重量だが、フルHDモデルであることを考えれば納得できる。
全体的なデザインとしては、かなり高級感のある仕上がりだ。コンパクトかつスリムなボディで、メタリックな素材を使用しながらも落ち着きのある風合いは、デジタルガジェットとしての完成度の高さを感じさせる。ほかのUltrabbokにはない、ワンランク上の質感だ。
(次ページ、「高精細で情報量の多いフルHDのIPS液晶」に続く)
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