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Apple Geeks 第110回

使わにゃ損かも!? 「Yahoo!ボックス」

2013年04月12日 21時00分更新

文● 海上忍(@u_shinobu

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使いやすさは及第点

 使いやすさは、OS Xに限定していえば、直接Finderから操作できれば及第点と考えている。DropBoxのように同期用フォルダーを設けるわけではないが、共有/公開したいファイルをドラッグ&ドロップすればファイルをアップロード/ダウンロードできる。

Yahoo!ボックスの画面は一見Finder風だが、クイックルックやSpotlightを利用できないなど、Finderとは大きな機能差がある

 検索機能も用意されているが、全文検索には対応していない。そういった使い方を優先したい場合は、Evernoteのほうが有利だ。Yahoo!ボックスの場合は、むしろ写真や動画といったサイズが大きいコンテンツでもディスクスペースを気にせず使える点を評価したい。

iOSアプリ版の「かんたんホーム」。iPhoneで撮影した写真の利用に特化したレイアウトで使いやすい

MacでもiPhoneでもすばやく「共有」

 Yahoo!ボックスでは、ファイルを「共有」に設定すると、一意のURLを発行できる。パスワード保護はないが、ランダムに生成された36字のIDが含まれるので、そう簡単には割り出せない仕組み。パスワードを相手に伝える必要がないぶん、受け取り完了次第すぐに消す、といったファイルのやり取りにはピッタリだ。

Mac版ソフトでファイルを共有するところ。コンテキストメニューで「公開URLを発行...」を選択するだけだ

このように冗長なURLが発行される。手入力される可能性を考慮して、短縮URLを発行してもいいだろう

 共有したいファイルのアップロードも簡単。MacではFinderからドラッグ&ドロップで対応できるし、iPhone/iPadではPagesやKeynoteなど外部アプリの共有機能から直接アップロードできる。iCloudにも「共有フォトストリーム」という写真共有機能があるが、Yahoo!ボックスではあらゆるファイルが対象になる。

Yahoo!ボックスの領域へは、外部アプリの共有機能から直接アップロードすることが可能。それを共有すれば、ファイルのやり取りに活用できる

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