このページの本文へ

アキバで恥をかかないための最新パーツ事情2013 第2回

知ったかできる自作パーツ基礎知識【マザーボード編】

2013年04月12日 12時00分更新

文● 山県

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

2012年から2013年の最新マザーボード事情
~インテル編その2~

 次に取り上げたいのがCPUオンボード系のマザーボード。2012年から2013年にかけて意外に充実したカテゴリーといえ、セカンドPC向けの製品としては最適なモデルも多い。

 「Atom D2550」は、製造プロセス32nmの2コア/4スレッド、TDP 10WのCPU。Mini-ITX対応マザーボードにあらかじめ組み込まれた状態で販売されている。またユニークなところでは消費電力6W台のサーバー向けプロセッサー「Atom S1200」シリーズを搭載する製品なども発売されている。

Atom D2550+Intel NM10 ExpressのZOTAC製マザーボード「ZOTAC D2550ITXS-A-E」。GPU機能として別途「GeForce GT 610(512MB DDR3)」を採用しているほか、オンボードインターフェースとしてギガビットイーサネット、Wi-Fi 802.11 b/g/n + Bluetooth3.0などを備える

機能を絞ったシンプルなインテル製の「Atom D2550」オンボードモデル「D2550MUD2」。I/O部はD-sub/DVI-Dを備え6000円台から購入可能だ

「Atom S1260」を搭載するSupermicro製のMini-ITX対応マザーボード「X9SBAA-F」。デュアルギガビットイーサネット(Intel/i350AM2)やVGA(Matrox/G200eW)、SATA3.0×4、USB3.0×2などを搭載するサーバー向けの製品だ

 また、年末に向けてモバイル向けCPU「Celeron 847」を搭載するマザーボードが多数発売された。チップセットにも低消費電力向けの「Intel NM70 Express」を採用し、なにより販売価格が安いという点がうれしい。手軽に組めるオンボードマザーボードとして、自作PCならではの1台が組めそうだ。

ECSから登場した、モバイル向けCPU「Celeron 847」を搭載する初のMini-ITX対応マザーボード「NM70-I」。Windows 8への正式対応もうたわれている

MSIから発売された「Celeron 847」をオンボードで搭載した初のMicro ATXマザーボード「C847MS-E33」。大型のパッシブヒートシンクを搭載することでファンレス駆動を実現した

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

ピックアップ

ASCII.jpメール アキバマガジン

ASCII.jp RSS2.0 配信中