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外気冷却のみを利用した運用に向け、4月より検証開始

IIJ、小型化したコンテナ型データセンター「co-IZmo」

2013年04月08日 12時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 4月8日、インターネットイニシアティブ(IIJ)は「松江データセンターパーク」に現在設置しているコンテナ型データセンターモジュール「IZmo(イズモ)」を小型化した「co-IZmo(コイズモ)」を新たに開発。2013年4月上旬より1年間、外気冷却のみを利用した運用を実証実験として行なうという。

コンテナ型データセンターモジュール「co-IZmo(コイズモ)」

co-IZmoの空調(側面から)

 松江データセンターパークで、従来採用していたコンテナ型データセンターモジュールは、サーバーなどの機器を収容する「IZmo」と、その機器を冷却するための空調モジュールに分かれており、サーバーの温度・湿度を一定に保つために、夏期は冷房設備(チラー)、冬期は加湿器を利用していた。新開発のco-IZmoは、1台の20フィートコンテナ(ISO規格)の中に、必要なIT機器と空調機能をモジュールとして一体化。また、チラーや加湿器を使わず、年間を通して外気のみで温度・湿度管理を行なうことを目指す。IIJでは、モジュールごとのPUEを1.0台に下げることができると予測している。

 あわせて、松江データセンターパークが、環境マネジメントシステムの国際規格であるISO14001認証を2013年3月26日付けで取得したことも発表された(EMS 558212)。

 松江データセンターパークは、商用としては国内で初めて外気冷却コンテナユニットを採用したデータセンター。IIJのクラウドサービス「IIJ GIOサービス」のファシリティとして、2011年4月に島根県松江市に開設された。

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