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米Mozilla、サムスンと共同で次世代ウェブブラウザーエンジン「Servo」開発を発表

2013年04月05日 16時51分更新

文● ASCII.jp編集部

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ブログでServo開発を発表

 米Mozillaは4月3日、次世代ウェブブラウザーエンジン「Servo」を、Samsungと共同で開発すると発表した。既に開発はスタートしていて、Servoとプログラミング言語の「Rust」をAndroidとARMに対応させたという。

 Servoについて米Mozillaのブレンダン・アイク氏は、「ウェブブラウザーを最新のハードウェア用に根本から作り直す取り組み」「セキュリティー脆弱性の原因にも対処していく」「高速なウェブブラウジングを実現できると実証するつもり」としているが、詳しいことは明らかになっていない。

 また、独自で開発中のRustは、バージョン0.6をリリース。「ハードウェアリソースの正確な制御を備え、ここ数十年C++言語では対処できなかった問題を解決を目指すとともに、クラッシュやセキュリティー脆弱性に繋がるメモリー管理エラー類を防ぎ『デフォルトで安全』となるように設計している」という。

Googleも独自レンダリングエンジン開発をブログで発表

 ブラウザーエンジンに関していうと、先日GoogleがChromeブラウザーのための新レンダリングエンジン「Blink」の開発を表明したばかり。Googleも「Blinkはスピードと単純性がすべて」としているように、ウェブブラウザーにはさらなる高速化が求められているのかもしれない。

 米Mozillaは、現在の開発状況の確認、Servo開発に協力してもらうため、RustやServoのソースコードを取得できるようにし、メーリングリストでプロジェクト参加を募集している。今後、ウェブブラウザーがどのように変化していくか注目したいところだ。

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