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Core i7&256GB SSDの東芝ダイレクトモデルをレビュー

色調整済み液晶が美しい13型 東芝「dynabook V632」

2013年04月05日 11時00分更新

文● エースラッシュ

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1台ずつ調整された美しいディスプレーと充実のインターフェース

 「dynabook V632」のディスプレーサイズは13.3型で、1366×768ドット。解像度やサイズはごく一般的なものだが、見た目は鮮やかで発色もよい。出荷時には1台ずつ色調整が行なわれているのだという。ユーザー自身が色調整をするのは少々手間がかかるし、最初からきちんと整えられているというのはありがたい。

 スピーカーはharman/kardonステレオスピーカーを搭載。Photoshop Elements 11とPremiere Elements 11が標準で搭載されており、映像や画像を扱うのに向いたマシンになっているのがUltrabookとしては面白い。

アイソレーションキーボードと一体型タッチパッドを搭載

 アイソレーションタイプのキーボードは、コンパクトなマシンながらキーピッチ19mmをキープ。キーストロークは1.5mmだ。キートップがわずかにくぼんだ形状になっており、指がしっかりとひっかかるような感じでタイピングしやすかった。キー配列にも変形がなく、扱いやすい。タッチパッドはボタン一体型で、ボディに対してはかなり大きめだ。

 インターフェースは、本体左右に振り分けられている。本体右側にはUSB3.0端子×1、ヘッドフォン/マイク端子、ブリッジメディアスロットが並んでいる。本体左側には電源コネクタ、HDMI出力端子、USB3.0端子×2が並ぶ。コンパクトなマシンでありながらUSB端子が合計3つあるのはうれしい。有線LAN端子はないが、オプションとしてUSB-LAN変換アダプターも用意されている(別売り)。必要ならばこれを入手するとよいだろう。

本体右側にはUSB3.0端子×1、ヘッドフォン/マイク端子、ブリッジメディアスロットが並ぶ

本体左側には電源コネクタ、HDMI出力端子、USB3.0端子×2を配置

使って心地よい高性能

 「dynabook V632」試用機の構成はCPUにIntel Core i7-3537Uを採用し、8GBのメモリと256GBのSSDを組み合わせたものだ。OSはWindows 8 Proを搭載している。店頭販売モデルに対してCPUのグレードを上げ、SSD容量を倍増させた構成となっている。この構成でベンチマークによる性能評価を行なった。

 Windows 8の快適さの指標となる「Windowsエクスペリエンスインデックス」の一番低いサブスコアは「グラフィックス」の値である「5.7」となった。「ゲーム用グラフィックス」の値は「6.4」。グラフィックス機能がCPU内蔵のIntel HD Graphics 4000であることを考えると、妥当なところだろう。「プロセッサ」の値は「7.1」、「メモリ」の値は「7.7」、「プライマリ ハードディスク」の値は「8.0」と全体的に基本性能はかなり高めだ。

Windowsエクスペリエンスインデックス

 PCの総合的なパワーを判断する「PCMark 7」の結果は良好だ。一方、3D性能を計測するベンチマーク「3DMark 11」は物足りない結果となっている。やはり高度なグラフィックス機能を必要とするゲームなどは厳しそうだ。SSD搭載モデルだけに、ディスクアクセス速度をはかる「CrystalDiskMark 3.0.2」の成績はよい。

PCの総合的なパワーを判断する「PCMark 7」

3D性能を計測するベンチマーク「3DMark 11」

ディスクアクセス速度をはかる「CrystalDiskMark 3.0.2」

 バッテリー駆動時間については、電源オプションを高パフォーマンスに設定し、無線LAN機能もオンにした状態で「BBench」を利用して計測したところ、5時間02分25秒使うことができた。実利用時間としてはかなり優秀な成績だが、より省電力な設定などを利用すれば相当長時間利用できるだろう。

(次ページ、「仕事にプライベートに、毎日持ち歩いて使いたいマシン」に続く)


 

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