電子書籍の老舗といえばココ!
「eBookjapan」
対応デバイス:Windows、Mac、Android、iOS
コミックの品揃えは国内最大級。コミックだけでなく、雑誌を取り扱っているのも特徴だ。画質についても徹底しており、High PPIのデバイスで見るなら「eBookjapan」を選択してもいいだろう。最近では「ASUS MeMO Pad ME172V」とマンガセットでの販売というユニークな手法も行なっている(関連記事)。興味を持ったら、まずは「今週の無料の本」から試してみよう。
品揃えはバランスよし、雑誌の定期購読も
「GALAPAGOS STORE」
対応デバイス:Windows、Mac、Android、iOS
シャープが運営する総合電子書籍ストア。品揃えはバランスよく、多数のジャンルを読む人にオススメだ。全巻パック購入でポイント還元などの各種キャンペーンが盛んである。サイト自体の作りもよく、人気タイトルを探しやすい。対応アプリは定期購読の自動配信、おすすめ配信の機能もあり、読書しやすい環境を作りやすいので初めての電子書籍に向いている。なお、2400×4096ドットに対応した高精細版も豊富なのも特徴だ。
PS Vitaでも読めるソニー運営のストア
「Reader Store」
対応デバイス:Reader、Android、PlayStation Vita
ソニーが運営する電子書籍ストア。サイト上の公表冊数は約8万5600冊。以前は電子書籍リーダー「Reader」のみの対応だったが、Android端末や携帯ゲーム機のPlayStation Vitaでも閲覧可能になったため、登場初期よりも裾野が広がった。取り扱いジャンルはコミックが過半数を占める。PlayStation Vitaの対応だが、同機の有機ELは発色もよく、美麗であるため、電子書籍の閲覧にも適している。PlayStation Vitaで読める電子書籍はそのうち一部で、現時点で約8800冊。ユーザー層的にもコミックが中心。また、ソニーポイントが貯まるだけでなく、使用もOKなのでソニー製機器を中心に使っているユーザーならオススメのストアだ。
小説や文芸作品が多い
「楽天ブックス」
対応デバイス:koboシリーズ、Android
「kobo Touch」とセットで登場した楽天ブックス。開始後しばらくは何かと話題になっていたが、現在では着々とラインナップの拡充を進めているようだ。コミックスよりも小説・文芸が多く、利用者層の違いも感じられる。原稿作成時点では約12万5354点。ウィキぺディアの作家情報なども含むため、実際の冊数は不明だが、国内の書店としては取り揃えはかなり多い。
デバイスにはkobo Touchに加えて、新型の電子書籍端末である「kobo glo」も登場。こちらも7980円と値段はお手頃で、まずは電子書籍専用デバイスで始めてみたいという人にはいい存在だ。なお、雑誌の取扱いは現時点ではない。
本屋の老舗、紀伊國屋のサービス
「Kinoppy」
対応デバイス:Windows、Mac、Android、iOS、Reader
紀伊国屋が独自に行っている電子書籍ストア。マルチデバイスに対応で、環境を選ばないでいい点で、まずチェックすべき存在だろう。リアル書店ノウハウを活かした展開が続いている。また、書評や特集から気になる本を探したり、紀伊国屋書店出版部の発行物も用意されていたりする。店員さんによる手書きポップのようなシステムの登場も期待してしまう。
トッパングループによる運営でリアル店舗でも電子書籍購入可能
「BookLive!」
対応デバイス:Windows、Android、iOS、Windows Phone 7.5
無料サンプルが多いストアで、トータル電子書籍のキャッチ通り、全ジャンルをきれいに押さえている。品揃えも13万8613冊と、かなり多い。このストアの最大のポイントが、三省堂の店頭(実際の店舗)でも電子書籍が購入できるところ。6型でE Inkタイプの専用リーダー「Lideo」(8480円)も用意しており、始めやすいのも魅力のひとつといえる。
ちなみに、このLideoはトッパングループが日本国内向けにリリースした6型モノクロ端末で、WiMAXによる通信機能が搭載されており、買ってすぐに使えるうえに通信費は無料である。重さも170gとスマホと変わらない軽さだ。
ライトノベルやコミックが読みたいならココ!
「BOOK☆WALKER」
対応デバイス:Windows、Mac、iOS、Android
角川グループが運営する電子書籍ストア。PCを始め、iOS、Android端末などマルチデバイス対応。総合的な電子書籍ストアというより、ライトノベルやコミックなどを中心とした特化型ストアの色合いが強い。そのぶんほかのストアよりも早くラインナップされたり、書店発売と同時に購入できるケースも多くなっている。最近では電撃文庫や角川スニーカー文庫など角川グループのレーベルはもちろん、グループ外のライトノベルやコミックのレーベルも次々と参加しており、特化型ストアならではの強味を発揮している。ほかにも角川グループの文芸作品や実用書、雑誌、新書などもラインナップされている。
【次回予告】電子書籍を読むことに適しているのは
スマホかタブレットか、それとも専用リーダーか!?
今回は代表的な電子書籍ストアを紹介したが、欲しい本が見つかっても読書に使用する端末をどれにすればいいのか。次に悩むポイントはそこだ。次回からは、最新のスマホ、専用リーダー、タブレットに分けて、電子書籍閲覧に適した代表的な端末のレビューをしていくのでお楽しみに!
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