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このスマホ、ホントに買い? 話題のスマホ徹底レビュー 第35回

JCJKだけじゃなく男子も使いたい「HONEY BEE 201K」

2013年03月31日 12時00分更新

文● 林 佑樹

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デザイン面では「ちょい足しリング」がステキ

 本体正面、右上にある大きなリングはストラップ用のものだが、京セラによるとJCJKが複数のストラップを取り付けることが多いから採用されたという。本来のストラップとしての役割よりはアクセサリー性を重視するため、この位置にあると思われる。また「ちょい足しリング」の内側はLED発光する仕様で、7色に変化。もちろん、ビジュアルだけでなく、メール着信や通知などを知らせる役割も兼ねている。

 この「ちょい足しリング」にはサイトを見てみると、ぬいぐるみやシュシュ、メモ帳、小型トイデジなどを足す提案がされている。他の機種では想定されていないものばかりだが、直径の大きい「ちょい足しリング」ならば、複数のストラップも取り付けられるため、何かとデコれるのはいいことだし、ストラップホールの位置からするとネックストラップからぶら下げた場合も座りがいい。

本体右上にある「ちょい足しリング」。要は大きなストラップホールだが、複数のストラップや大型ストラップを楽に取り付けられる

編集部にあるもっとも大きなストラップと中型のもこもこしたストラップをセットしてみたところ

スマホの必需品!
カメラの性能をネチネチチェック!

 HONEY BEE 201Kはアウトカメラが810万画素、インカメラが200万画素だ。アウトカメラは、やや塗った発色感があるものの、オートホワイトバランスは良好。およそ見ているままに撮影できる。妙に気合いの入っている部分としては、露出補正が上げられる。±2段階が多い中、HONEY BEE 201Kは±6段階に対応している。しかもインカメラもだ。

 ビジュアル的な機能には、複数のエフェクトが用意されているため、カメラアプリがなくてもある程度は写真を楽しめる作りになっている。撮影する写真のサイズの選択肢も豊富で、フィーチャーフォンの相手に送信するとき、わざわざリサイズする必要がない。

 なお、以下で紹介している写真はリサイズを行なっていないので、3264×2448ドットという最大解像度のデータなので注意してほしい。

初期設定のまま撮影してみたもの。ややくすんだ感じが出ているが、どちらかというと、HONEY BEE 201K本体で見たときとPCモニターで見たときの差があまりなくて好感触

色飛びしやすい原色系もこの通り、安定して色を拾ってくれている

露出補正は±6段階なので、ちょっと明るすぎかなぁという場合も大丈夫。写真は露出補正-4

標準搭載のエフェクトの万華鏡

HDR機能も搭載している。左がデフォルト、右がHDR。2枚撮影するため、手ぶれさせないように頑張る必要アリ

デフォルト設定では明るい感じのビルになっていたので、夕暮れの重みを出すため、露出補正-6にしたもの。露出補正の幅が広いだけでだいぶ遊べるところがいい

 インカメラは200万画素。アウトカメラと同様にエフェクト機能も使用できるが、他の機種よりも遙かにいい写りを堪能すべきだろう。画質としてはアウトカメラと大差なく、LEDフラッシュも内側にため、いろいろな自撮りを楽しめる。

インカメラの撮影写真。ダイナミックレンジは想像以上にあるようで、金髪のハイライト部分の色飛びはごく僅かだ

いまいち感覚がつかめなかったインカメラ側のLED使用例。ちょっと露出補正をマイナスにするといいかも

インカメラ側でもエフェクトは仕様可能。鉛筆画はけっこうイイ感じなのでオススメ

初めてのスマホにもOK
4型以下主義者も安心の端末

 大型化が進む一方のスマホだが、その中においてHONEY BEE 201Kはコンパクトかつスペックも良好な、独特の存在になっている。もちろん、ハイスペック機と比べるとやや控えめなのだが、OSのチューニングのおかげで動作は快適だ。高精細コンテンツを楽しむよりも、メールやSNS、アプリをよく使うというユーザーであれば、HONEY BEE 201Kは格好の選択肢になるだろう。また、独自キーを中心とした使い勝手は実に良好で、スマホとフィーチャーフォンの中間に位置している操作感がある。そのため、フィーチャーフォンからスマホへの乗り換え組にもちょうどいいだろう。

筆者紹介――林 佑樹

 フリーランスの編集・ライター、ときどきフォトグラファー。花粉症との戦いに例年通り敗北中。

 もうちょっと分厚くなってもいいのでクアッドコアCPUで高精細なディスプレー搭載版が出たら、笑顔でMNPします! します! という人が多そうな端末というのも、HONEY BEE 201Kを触っていて思ったり。


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