BDレコーダーで録画したい!
・DRモード(TSモード)
ダイレクトレコーディング モードの略で、メーカーによってはTSモードとも呼ぶ。受信したテレビ番組を圧縮せず、そのまま録画して残す方法のこと。地上デジタル放送やBSデジタル放送では、そのままMPEG-2形式での録画となる。録画容量は、HD画質の地上デジタル放送のであれば1時間あたり約8GBとなる。
・HDMI
AV機器向けの映像・音声を入出力するためのインターフェース規格。2002年12月に仕様が策定された。コネクタ形状はType A~Eの5種類で、ビデオカメラ向けのミニHDMI端子や、携帯機器向けのマイクロHDMI端子などがある。ケーブル規格は2種類で、スタンダード HDMIケーブルは1080iまで、ハイスピード HDMIケーブルは1080p以上のデータ伝送が可能なほか、3D映像の伝送にも対応している。
・コピー制御放送
デジタルテレビ放送に施されているコピーガードのこと。デジタル放送が始まった当初はコピーワンスといって、1回きりのコピーのみ許すコピーガードが施されていた。映像をHDDに録画した時点で1回目のコピーとなるため、外部メディアにダビングする場合はムーブ(移動)となり、元の映像は削除される。
このコピー制限が緩和され、2008年7月4日から始まったのがダビング10というもの。映像をHDDに録画した時点ではコピー回数はカウントされないというのが、コピーワンスと異なる点。また、HDDに録画した映像は、9回のコピーと、1回のムーブが可能になった。ただし、HDDからBlu-ray DiscやDVDにコピーした映像を、さらに別の媒体にダビングする「孫コピー」はできない。また、Blu-ray Discなどに直接録画した場合、コピーワンス扱いとなり、ダビング10は利用できない。
・ムーブバック
BD/HDDレコーダーを使い、Blu-ray Discに録画した著作権保護つきの番組を、HDDに書き戻す機能のこと。ムーブバックすると、番組は元のBlu-rayディスクから消去される。ただしBD-Rの場合、削除された番組分の容量は解放されない。また、クローズ処理(追記や編集の禁止処理)をしている場合は、そもそもムーブバックできない。
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