上位機種とエントリー機の画質が一緒!?
オリンパス「OM-D」&「PEN」シリーズ
オリンパスは「OM-D」こと「E-M5」と、「PEN」シリーズの「E-P3」「E-PL5」を比較。撮像素子はE-M5とE-PL5が有効約1605万画素で同じ仕様と考えられる。E-P3が有効約1230万画素で、E-P3を挟んで上のモデルと下のモデルが同じ撮像素子を使っているのは発売時期が比較的近いからだろう。
レンズはOM-Dの標準ズームキットに付属する「OLYMPUS M.ZUIKO 12-50mm F3.5-6.3」を使用。こちらも絞りF11で絞り優先オートにしている。
感度別撮影サンプル――E-M5
感度別撮影サンプル――E-P3
感度別撮影サンプル――E-PL5
撮像素子の仕様が似ているE-M5とE-PL5の結果は予想通り。見比べてもまったく差が感じられない。ディテールの再現性と解像感の高いシャープな画像だ。
E-P3も解像感は高いのだが、シャープネスが若干低く少し損をしている。
感度を上げていくとE-M5とE-PL5にもちょっと差が出てくる。E-PL5のほうがE-M5よりもわずかだがノイズが少ない。しかし、その分ディテールの再現性が若干落ちている。
基本的な部分は変わってないようで、ノイズリダクションの設定を若干変更しているようだ。しかし、E-M5とE-PL5では発売時期に半年ほどの差があり、それでも結果があまり変わらないのは少し残念ではある。
高感度でのE-P3はちょっと残念な結果だ。発売が2011年7月と2年弱ほど経っているのでしかたないのだが、ノイズが多くディテールの再現性も落ち、階調が狭くなり、暗部の再現性も弱い印象だ。
ちなみに、E-PL5の下のクラスにあたる「E-PM2」も、E-M5やE-PL5と同じ仕様の撮像素子を使用していると思われ、結果的にもE-PL5と同等の画質が得られると推測できる。
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