いきなりだが、本記事が生成されるに至った原因を説明しよう。
健全な男児たるもの、“いわゆるひとつのエロサイト”は1日に1度は開く。何があっても開く。ちょっと前まではPCで見ていたのだが、最近はスマホでゴロゴロしながら見られてしまって、とても楽だ。操作もタップでスイスイ。
「そうだよね!」と頷いている読者諸氏は圧倒的多数だと思う。ASCII.jp編集部にアンケートを採ったところ、100%という実に男らしい結果だった。オススメサイトのURLまでいらないのに、URL添付してくるくらいの勢いで、だ。
それはさておき、そんなマーベラスタイムの最中、事件は起きた。エロサイトお約束の地雷、ワンクリック詐欺に引っかかりそうになってしまった。原因は誤タッチ。
Windows 98時代に気がつかずにウィルスを踏んでしまい「あら、花火が打ち上がってる」と思ったら、そのまま二度とパソコンが起動しなくなったとき以来の衝撃だった。
誤操作による危険なリンクのタップだけでなく、スマホを狙ったワンクリック詐欺サイトやフィッシングサイトは急成長しており、その手口はより巧妙になっていくばかりだ。その進化の速度はPC普及期とは比べものにならないという。)
画面が狭いスマホならではの問題も
よく考えてみれば、スマホのブラウザはURLバーがすぐ隠れてしまうし、誤タッチはよくある出来事だ。加えて、インストールするアプリに対してのアンチウィルスソフトは多くあっても、危険サイトそのものへのフィルタリングは少ない。
後日談的にこのことを編集部に話してみたところ、「おれも! おれも!」という自爆自慢大会になり、ここは同士諸君のために実体験からお伝えしなくちゃということで、この記事ができたわけだ。
ということで、最近の危険なサイトの動向・手口とともに、便利なiPhoneアプリを紹介していこう。その名も「あんしんWeb by Internet SagiWall」。なんか名前がアレ気だが、クールに対処してくれるアプリなのだ。
よく分かる・ネットの危険(1) 短縮URLはデフォで警戒すべし!
SNSでお馴染みになった短縮URLサービス。だいぶ前から存在しているのだが、主に文字制限の多いTwitterで見直されたといってもいいだろう。
そんな短縮URLにも警戒すべき点がある。短縮されることで、悪意あるURLなのかが判別しにくいことだ。あからさまに怪しいURLであっても、スマホからではリンクをクリックしたあともURLがわかりにくいのも手伝って、ワンクリック詐欺やフィッシングサイトに誘導されるリンクかどうか判断しにくい。
またSNSの罠ということで、引っかかりやすい要素はもうひとつある。なまじライフストリームを見ているため、相手を信頼してしまいがちだ。とくに意識せず「また面白い情報かな?」とクリックしていないだろうか? こういったSNSを悪用した手口はいまのところは英語圏狙いが多いため判断しやすいが、日本語圏狙いになった場合は、やはりソフトウェア的な対抗策が欲しくなる。