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今週末スタート! Suicaなど交通系ICカード全国相互利用

2013年03月18日 17時30分更新

文● ASCII.jp編集部

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 今週末の23日から、Suica/PASMO/ICOCA/PiTaPaといった、全国10の交通系ICカードの全国相互利用サービスがスタートする。あらためて、なにができるようになるのかを紹介しよう。

JR東日本では記念Suicaも発売。PiTaPaの位置感が微妙!?

 23日から相互利用サービスをスタートする交通系ICカードは以下の10種類だ。

Kitaka(JR北海道)
PASMO(関東圏私鉄など)
Suica(JR東日本)
manaca(名古屋圏私鉄など)
TOICA(JR東海)
PiTaPa(関西圏私鉄など)
ICOCA(JR西日本)
はやかけん(福岡市交通局)
nimoca(福岡圏私鉄など)
SUGOCA(JR九州)

 ICカード乗車券には、このほかにもPASPY(広島圏)、LuLuCa(静岡圏)、IruCa(香川圏)などが存在するが、これらは今回の全国相互利用サービスには加わっていない(ただし、LuLuCaエリアでは上記10のカードが利用可能になるなど、片方向で対応するケースもある)。

 まず、10のカードすべてで相互利用可能になるのが、乗車券としての利用だ。これまでもSuicaはPASMOエリアやICOCAエリアで利用できるなど個別に対応が進められてきたが、これが一気に拡大する。

 特にSuicaを、関西私鉄で広く採用されているPiTaPaのエリアで使えるようになるのが便利と感じる人も多いのではないだろうか(その逆もしかり)。大阪出張(東京出張)時に、現金でキップを買う必要がなくなるのはうれしい。

 つづいては電子マネー。駅構内の売店やSuica対応のコンビニなどでの買い物などでも、交通系ICカードが相互に使える。ただし、PiTaPaだけは例外で、PiTaPa対応の売店でSuicaなどを使うことも、その反対も不可能だ。これはPiTaPaのみが後払い式(ポストペイ型)あるためと考えられる(それ以外はプリペイド型)。

相互利用サービスに対応していない
事業者もあるので要注意

 さらに、私鉄やバスの中には、今回の相互利用サービスへの対応を見送った事業者もある点も注意が必要だ。PiTaPaエリアでは山陽電鉄や神戸電鉄といった主要な私鉄に加えて、多くのバス事業者、PASMOエリアでも多摩モノレールなどが対象外だ。詳しくはPASMO協議会などのウェブサイトで対応事業者一覧が公開されているので、チェックしていただきたい。

 一部に例外は残るものの、今回の相互利用開始で出張時などの利便性が高まる。特におサイフケータイによるモバイルSuicaは、関東圏以外の人も一度試してみてはいかがだろうか(定期券は購入できないが)。


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