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Googleグラスは拡張現実ビジネス新時代の到来を告げる

2013年03月15日 18時00分更新

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Googleグラスは拡張現実ビジネス新時代の到来を告げる

株式会社グローバル インフォメーションは、米国の市場調査会社SmarTech Markets Publishing LLCが発行した報告書「Opportunities for Augmented Reality: 2013-2020, A MARKET FORECAST AND TECHNOLOGY ASSESSMENT (AR(拡張現実)の機会:市場予測・技術評価)」の販売を開始しました。

同レポートでは、Googleグラスのような新技術により世界的規模で拡張現実(AR)の収益が増大すると予測しています。しかしこの成長を実現するには新しい企業間連携が必要となるでしょう。

また同レポートでは、ARの最新動向ならびに将来動向の双方について詳しく説明を加えています。そこには、ARのアプリケーションが広く浸透してくるにつれて、ARが最初にその躍進に火を点けた「驚き」のファクターが失われる危機に瀕していることを示しています。AppleやGoogle、またMicrosoftを始め、その他にもVuzix社などの独立系企業が打ち出してきたARメガネなどの最新技術がまた「驚き」のファクターを取り戻す助けとなるでしょう。

また一方で、新世代のARチップによりAR環境にリアリズムと快適性、ならびに機能性が加わることになるでしょう。次世代ARは極めて大きな処理能力を必要とします。ARをハードウェアで処理するようにすれば、より高速にARを使用できるようになります。

SmarTech社は、こういったARチップは、IntelやTexas Instrumentsなどのチップメーカーが、Layarやmetaio、またTotal Immersionなどのソフトウェア会社と組む、企業間連携の中から生まれてくるものと考えます。またこの他に、ソフトウェア会社とARメガネメーカーとの間の提携も形成されることになるでしょう。こういった結びつきから、ARメガネのシステムに適合した高性能ARアプリケーションが生み出されることになるでしょう。

このような大きな変化はありますが、今後10年間におけるARによる収益のほとんどはたった5つのアプリケーションからもたらされるものとSmarTech社では見ています。それらは、(1) 小売販売および広告、(2) 教育ならびに取扱説明書、(3) 娯楽およびゲーム、(4) ナビゲーション、旅行および位置情報活用サービス、そして (5) ARを活用したコミュニケーションと共同作業 の以上5つです。アプリケーションの中には、医療関連などAR関係者の中でたびたび多大な注目を浴びるものがありますが、収益を上げられる可能性は極めて限られています。

同レポートでは10年間にわたるARハードウェアおよびソフトウェア収益を、アプリケーション別ならびに製品タイプ別に分けて、きめ細かく予測しています。また、AR分野の事業構築を行っている企業30社以上の企業プロファイルを、それぞれ各社の戦略に対するSmarTech 社の評価を加えて示しています。企業プロファイルについては、前述した企業の他に、ARM、Brilliant Service、CrowdOptic、Cisco、Ditto、Flutter、GeoVector、GlassUp、Golden-i、GoldRun、Gravity Jack、HP、IBM、iOnRoad、meta、Nokia、Occipital、Ogmento、Qualcomm、ST-Ericsson、Telibrahma、Tonchidot、TourWrist、Wallit、Wikitude、Yelp、ならびにZugaraといった各社をカバーしています。

市場調査レポート: AR(拡張現実)の機会:市場予測・技術評価
Opportunities for Augmented Reality: 2013-2020, A MARKET FORECAST AND TECHNOLOGY ASSESSMENT
http://www.gii.co.jp/report/stmp260097-opportunities-augmented-reality-market-forecast.html
出版日: 2013年02月12日
発行: SmarTech Markets Publishing LLC

【本件に関するお問合せは下記まで】
株式会社グローバルインフォメーション
Tel:044-952-0102
e-mail:jp-info@gii.co.jp
URL:http://www.gii.co.jp/topics/TL04_jp.shtml
〒215-0004
神奈川県川崎市麻生区万福寺1-2-3 アーシスビル7F


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