期末の値下がりを狙え！　この春買いたいデジタル機器 第3回

今なら5万円くらいで高機能なテレビとBDレコが揃っちゃう!?

3万円台で手に入るダブルチューナーBDレコ
パナソニックの「DMR-BWT530」

パナソニックの「DIGA DMR-BWT530」

　前ページで紹介したテレビには録画機能が内蔵されているが、録画中は基本的にはほかのチャンネルを見ることができない（REGZAは地デジ＋BS／CSで、一方が録画中でももう一方の視聴が可能）。

　本格的に録画をしたいとなると、やはりBlu-ray Discレコーダーもほしいところだ。BDレコも売り上げ的には苦戦の続くジャンルだが、エントリークラスのモデルが3万円台になってきたこともあり、売り上げを伸ばしてきている。前述のテレビと組み合わせても5～6万円程なので、セットで購入してもいいのではないだろうか。

　まずおすすめするのは、パナソニックの「DMR-BWT530」。最安価格で3万9000円前後ながら、DIGAシリーズのダブルチューナー機だ。

前面（上）には、SDメモリーカードスロットを備え、デジカメで撮った動画や静止画などの表示も手軽に行える。背面（下）には、HDMI出力とUSB端子、LAN端子を備える。ビデオ出力端子も備えている

　DLNAサーバー／クライアントに対応しており、録画した番組を家庭内ネットワークで配信できるほか、ほかのDLNAサーバー機の動画や静止画の表示にも対応しているのが便利。内蔵HDDは500GBだが、USB 2.0の外付けHDDの増設にも対応しているので、HDD容量の心配はないだろう。

録画のモード設定画面。最大15倍の長時間録画が可能だ

　録画機能は、チューナー数の違いを別にすれば、最長15倍の長時間録画に対応するなど、ほぼ上級機そのまま。スカパー! HDとの連携録画も可能だ。番組表のスクロール表示も速いし、動作がスムーズでストレスなく使える。

　画質も上級機譲りで、色の豊かな再現だ。ノイズ感の少ない見やすい映像で、地デジ放送を見てもくっきりと鮮明。BDソフトでは、高精細なディテールもよく出る。

メインメニュー画面。DLNA（お部屋ジャンプリンク）やネット機能、ミモーラ検索なども利用できる

　動画配信サービスやショッピングといった多彩なネット機能が使えるのも魅力。しかも使い勝手がよく、トータルでの性能が高い。これが3万円台で手に入るならばお買い得。安価なBDプレーヤーがほしいという人でも、少しだけ予算を上乗せするだけで録画もできるようになるのだから、ぜひ検討したいところだ。