3万円で買える15インチクラスのノートPC
ベストチョイスは「Lenovo G580」
3万円というとひと昔前ならネットブック一択だったが、今や15インチクラスの普通のノートPCもこの値段から買える。しかも、激安マシンを選んでも特に支障はなく、むしろ積極的におすすめしたい一面を持っているのだ。
残念なことは、一時期は3万円以下の製品が多数あったこのジャンルも、円安傾向のためかPCパーツ同様、値上がり傾向があり、3万円を少し超えた金額となっている。
中でも、価格比較サイトなどでも人気のPCが「Lenovo G580」。円安の影響もあるせいか、一時期ほど安くはないが、お買い得なPCであることは間違いない。
Lenovo G580に搭載するCPUやHDD、メモリー容量はさまざまな仕様があり、約3万円で買える仕様ではCeleron B830(1.80GHz)を搭載、2GBメモリー、320GBのHDD、書き込み対応DVDドライブを搭載する最小限スペックのモデルということになる。
最小限といっても、一昔前のPCと比べれば十分なスペック。今なら市場にWindows 7モデルが出まわっており、(Windows 8じゃなくて)Windows 7が希望というユーザーにもぴったり。
キーボードに定評のあるThinkPadと同じメーカーということもあり、Lenovo G580のキーボードも価格にしては優秀。しかも左のCtrlキーが左下コーナーにあり、ThinkPadよりも一般的なキーボード配列になっている。数値の入力に便利なテンキーも装備している。
プリインストールソフトはほとんどなく、教科書どおりのWindows操作が可能。PCを使いこなすベテランユーザーはもとより、現在、PCを勉強中というユーザーにもマッチするはずだ。
ただし、筆者が考えるよりベターな選択は、CPUにCore i5、4GBメモリーを搭載したLenovo G580である。価格は2万円ほど高い5万円台となるが、これならCPUは最新世代となる。1世代前のCeleron B830よりも大幅に性能がアップし、全体的に動作の“待ち”が少なくなり、快適に利用できる。
また、キーボード最重視というのであれば、同じレノボのThinkPadシリーズの最エントリークラスの「ThinkPad Edge E530」も検討してみてほしい。
Celeron B830搭載モデルが約4万円程となっており、若干高めではあるがトラックポイントの装備や、全体的なしっかり感はこちらが上。また、ThinkPad Edgeならばレノボの直販サイトで、スペックが自在に選べるBTOで購入できる点も見逃せない点だ。
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