待機時間は最大約250時間! 連続待ち受け最大約20時間
AtermWM3800Rの連続通信時間は最大約8時間、連続待ち受けは最大約20時間。しかも、リモート操作可能な「休止状態」での待機は最大約250時間だ。リモートでコマメに休止/起動を行なえる影響は大きく、自然とバッテリー残量を節約するようになり、長時間使いやすくなった。AtermWM3800Rは、Wi-Fi機器の通信を停止次第自動的に電力消費を抑制するよう設定が可能など、工夫もしやすいのもポイントだ。
またヘビーなユーザーなら、大容量のモバイルバッテリーをつなげてカバンに入れっぱなしにする使い方をオススメしたい。リモート操作のおかげでAtermWM3800Rを直接操作する手間が一切ないため、長時間インターネットに接続できるようにしやすいのだ。
充電については、別売オプションの「AtermWM3800R用クレードル」(PA-WM08C)を利用すると便利だ。クレードルに差し込むだけで、帰宅や帰社次第意識せずに充電できるようになるため、AtermWM3800Rを買うならセットで手に入れるのが「マスト」といっていい。面倒くさがりなようだが、USB通信ケーブル(microUSBケーブル)を接続するという“ひと手間”を減らすだけで快適さが増し、AtermWM3800Rが屋外で長時間使いやすくなる。
スマートフォンに給電可能で、イザというときも安心
AtermWM3800Rは、WiMAXルーターとしては初めてスマートフォンへの給電機能をサポートした点も注目ポイントだろう。容量2000mAhのモバイルバッテリーとして扱え、イザというときにスマートフォンをバッテリー切れから救済できて安心だ。
また、AtermWM3800R側のバッテリー残量をどの程度残すのかクイック設定Webの「USB給電設定」で変更可能で、スマートフォンの充電に使い切ってしまい通信できないという心配もない。残量設定の初期値は20%で、40%、60%に変更できるので、自分の利用環境に合わせやすい。
有機ELディスプレイでさらに分かりやすく、操作性も向上
AtermWM3800Rでは、各種情報表示用に有機ELディスプレイが採用されている。有機ELだけあって日差しの強い屋外でも視認性が非常に高く、同時にすべての情報がまとめられたため、AtermWM3800Rの状態や接続状況を把握しやすい。過去モデルのLEDインジケーターによる表示も分かりやすかったのだが、日差しの強い屋外では見えにくいことがあったため、実は“普段使い”のモバイルルーターとしては大きな改善点なのだ。
さらに、表示される情報の内容が日本語とピクト(アイコン状の画像)で知らされるため、ひと目でサッと把握できる点がナイス。ファームウェア更新通知(バージョンアップ)、休止状態の通知、設定メニューなど、AtermWM3800Rを使っていくうえで重要な情報が、初心者でも分かりやすく案内されるのだ。