クッキリ鮮やかな5型フルHD液晶
もはや語る必要もないくらいだが、高精細な5型フルHD液晶は大きく見やすい。映り込みも少なく、屋外でも問題なく利用できた。ドットの細かさはiPhone 5の約1.4倍もあり、ウェブの一覧性はXperia Zの方が圧倒的に高い。
Xperia ZとiPhone 5の液晶比較
●Xperia Z
5型(1080×1920ドット)/443ppi
●iPhone 5
4型(640×1136ドット)/326ppi
さらに高画質エンジン「モバイルブラビアエンジン2」が、動画や画像のコントラストや色をリアルタイムに調整するため、どんなシーンでもクッキリ鮮やかに見える。視野角も広い。食卓の上などにXperia Zを置き、2~3人で動画を視聴してみたが違和感なく映像を楽しめた。ただしクッキリ鮮やかに見えるのは真正面からのみで、斜めからのぞきこむと、画面全体が白っぽく見えてしまう点はやや気になった。
ながら利用ができるスモールアプリが便利
大きな画面で使ってみて便利だったのが、ソニーモバイル独自の「スモールアプリ」だ。「メールを見ながらちょっとメモする」といったような“ながら利用”ができる。スモールアプリはこれまでソニー製タブレットと画面の小さな一部のXperiaでしか利用できなかったが、Xperia Zでは利用可能になり、一段と魅力が増した。
スモールアプリは前面右下のタスクボタンからすばやく呼び出せるうえ、追加も可能だ。「ゲームをプレイしながら攻略サイトを閲覧する」といった使い方もできるので、Xperia Zを買ったらぜひ活用したい機能だ。
POBox Touchのバージョンアップで
文字入力にもひと工夫
画面が大きくなったことで不便になりそうなのが文字入力。だが心配いらない。文字入力支援機能「POBox Touch」のバージョンが5.4にまで進化し、キーの位置やサイズを調整できるようになった。
左右どちら側でも配置できるので、利き手に左右されないのが嬉しい。ただしキーボードのサイズを変更するとキーも小さくなる。QWERTYキーではなくテンキーを選択するとミスタッチを減らせるだろう。
Android 4.1っぽさはどこまである?
Android 4.1を搭載したXperiaは、本機が初めてである。4.1をどこまで取り込めているのか気になるところだが、ウィジェットサイズの変更や、通知領域からの返信、画面ロック解除時の顔認証にまばたきを要求する点まで、しっかり利用できた。もちろんGoogle版コンシェルジュ「Google Now」も利用可能。この点は心配ない。
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