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このスマホ、ホントに買い? 話題のスマホ徹底レビュー 第33回

史上最強のXperia降臨! 「Xperia Z」を徹底チェック

2013年03月04日 12時00分更新

文● ヤシマノブユキ

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クッキリ鮮やかな5型フルHD液晶

 もはや語る必要もないくらいだが、高精細な5型フルHD液晶は大きく見やすい。映り込みも少なく、屋外でも問題なく利用できた。ドットの細かさはiPhone 5の約1.4倍もあり、ウェブの一覧性はXperia Zの方が圧倒的に高い。

Xperia ZとiPhone 5の液晶比較

●Xperia Z
5型(1080×1920ドット)/443ppi

●iPhone 5
4型(640×1136ドット)/326ppi

iPhone 5よりもダンゼン広くて見やすい画面

 さらに高画質エンジン「モバイルブラビアエンジン2」が、動画や画像のコントラストや色をリアルタイムに調整するため、どんなシーンでもクッキリ鮮やかに見える。視野角も広い。食卓の上などにXperia Zを置き、2~3人で動画を視聴してみたが違和感なく映像を楽しめた。ただしクッキリ鮮やかに見えるのは真正面からのみで、斜めからのぞきこむと、画面全体が白っぽく見えてしまう点はやや気になった。

正面から見るとキレイな色だが、斜めから見ると白っぽく見える

ながら利用ができるスモールアプリが便利

 大きな画面で使ってみて便利だったのが、ソニーモバイル独自の「スモールアプリ」だ。「メールを見ながらちょっとメモする」といったような“ながら利用”ができる。スモールアプリはこれまでソニー製タブレットと画面の小さな一部のXperiaでしか利用できなかったが、Xperia Zでは利用可能になり、一段と魅力が増した。

 スモールアプリは前面右下のタスクボタンからすばやく呼び出せるうえ、追加も可能だ。「ゲームをプレイしながら攻略サイトを閲覧する」といった使い方もできるので、Xperia Zを買ったらぜひ活用したい機能だ。

スモールアプリの呼び出しは、右下のタスクボタン→下部のスモールアプリランチャーからいつでも可能

標準のスモールアプリは電卓やノートなど4本だが、アプリを追加するとウェブを見ながらSNS投稿などができる

スモールアプリの追加は、スモールアプリ一覧右端の「+」→「Playストア」で行なう

「SmallApp Laucher」をインストールすると、インストール済みスモールアプリを一覧できて便利

POBox Touchのバージョンアップで
文字入力にもひと工夫

 画面が大きくなったことで不便になりそうなのが文字入力。だが心配いらない。文字入力支援機能「POBox Touch」のバージョンが5.4にまで進化し、キーの位置やサイズを調整できるようになった。

 左右どちら側でも配置できるので、利き手に左右されないのが嬉しい。ただしキーボードのサイズを変更するとキーも小さくなる。QWERTYキーではなくテンキーを選択するとミスタッチを減らせるだろう。

左下のキー→上の段右から2個目のキーを押すと、ドラッグ操作でキーボードの位置やサイズを調整できる。変換候補もコンパクトに表示され、選択しやすい。なおキーボードのサイズ調整機能は横向きでは利用できない

Android 4.1っぽさはどこまである?

 Android 4.1を搭載したXperiaは、本機が初めてである。4.1をどこまで取り込めているのか気になるところだが、ウィジェットサイズの変更や、通知領域からの返信、画面ロック解除時の顔認証にまばたきを要求する点まで、しっかり利用できた。もちろんGoogle版コンシェルジュ「Google Now」も利用可能。この点は心配ない。

ウィジェットサイズの変更やGoogle Nowなど、Android 4.1で搭載された新機能もしっかり利用できる

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