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回数増加の新「エネループ」、さらに長持ち「充電式エボルタ」新製品

2013年03月01日 22時00分更新

文● 大河原克行

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 パナソニックは、ニッケル水素電池「eneloop」(エネループ)と「充電式エボルタ」の新製品を、2013年4月26日から発売。あわせて両方の充電池に対応したエコナビ充電器「BQ-CC11」を発売する。

パナソニックが発表した「eneloop」(エネループ)、「充電式エボルタ」およびエコナビ充電器「BQ-CC11」

 エネループは、繰り返し使用回数を引き上げ、充電式エボルタは容量を増加させるといった改良を加えることで、それぞれの製品の方向性を明確にする一方、いずれのシリーズも「ハイエンドモデル」「スタンダートモデル」「お手軽モデル」の3つの製品群を用意。ユーザーが用途にあわせて選択できるようにラインナップを拡張した。

 エネループおよび充電式エボルタの市場想定価格は、ハイエンドモデルの2本セットが1000円前後、4本セットが1900円前後。スタンダードモデルが2本セットで900円前後、4本セットが1600円前後、8本セットが2900円前後、12本セットが4000円前後。お手軽モデルが2本セットで600円前後、4本セットが1100円前後。

 なお、同社では、単1形および単2形の充電池も発売する。この製品はエネループおよび充電式エボルタのシリーズには含まれない製品と位置づける。価格は単1形が1700円前後、単2形が1500円前後。

単1形の「BK-1MGC/1」、単2形の「BK-2MGC/1」も発売する

「繰り返し使える回数」重視
第4世代「エネループ」新製品

 第4世代となるエネループの新製品は、水素化ニッケルを主成分とする正極活物質表面の導電層の改良により、導電性と耐久性を向上。さらに導電層の劣化を抑制することで、負極合金を増やすことなく、繰り返し使用時の特性の低下を抑えることに成功。使用可能回数を増やしたという。スタンダードモデルの「エネループ」では従来の約1800回の繰り返し使用回数が、約2100回に増加。2005年に発売した第1世代の約1000回に比べて、2倍以上に増えた。

「エネループ」シリーズ

 お手軽モデルの「エネループ ライト」では従来の約2000回から約5000回へと2.5倍に増えたほか、単3形で2450mAhの高容量を実現したハイエンドモデルの「エネループ プロ」では約500回の繰り返し使用が可能になっている。

 いずれの製品も単3形、単4形を用意。本体のカラーは、従来のエネループと同じ基調としているが、「eneloop」のロゴマークから、「Panasonic」のロゴマークへと変更した。

エネループは、従来の「eneloop」から「Panasonic」ブランドに変更

 また、充電後の自然放電を抑制することで、パワー残存率は満充電して1年後に約90%となっている。

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