BDA公認のウェブサイト“ブルーレイディスクマイスタークイズ”(以下、BDマイスターサイト)が主催する“ブルーレイディスクマイスター感謝祭”が16日、東京・秋葉原で開催されました。
このサイトの目玉といえば、クイズ形式でブルーレイに関する様々な知識を習得できる“ブルーレイディスクマイスタークイズ”(以下マイスタークイズ)です。利用登録して参加すると、初級・中級の検定に合格した後で、“マイスター検定”にチャレンジ可能。合格した回数に応じて、ランキング登録されます。
会員登録しなくても、一部のクイズ(初級およびトリビア的な雑学を聞くアドバンスト)は楽しめます。ファイナルシーズンは、2012年9月26日(金)~2012年12月26日(水)の期間に実施。昨年末にめでたく終了しました。
パーティーには、歴代のマイスターが招待され、マイスター認定書の直接授与も。
1stシーズンのクイズを監修したAV評論家の麻倉怜士さん、AV&ITジャーナリストの本田雅一さん、さらには機動戦士ガンダムUCなどで知られる小説家の福井晴敏さん、アニメ好きなモデル・女優の結さんも登壇し、トークショーを盛り上げました。
麻倉さんと本田さんは、企画立案の段階からアドバイザー的に参加していたそうです。お二人は、知識を単純に問うものではないクイズ、調べれば必ず正解にたどり着くクイズばかりでなかったのが良かったのではないかと、トークショーで振り返りました。
「ユーザーを巻き込むやり方が当時は新鮮だった」「質問もどんどんマニアックになった」と話す麻倉さんから、「自分がいまチャレンジしたら不合格かも」というコメントがこぼれる一幕もありました。特に、マニアックなトリビアを提供するアドバンストクイズは、お二人にとっても印象的だったようです。
本田「ウチの猫の名前! なんていうQもあった。ロシアンブルー飼っててね」
麻倉「麻倉家のコンセントの数、とか言われても……」
このあたりは、サイトの仕掛け人(ABIさん)の個性が存分に発揮されたというところでしょうか? 普通なら絶対に分からない、確率で当たるような問題もまぜることで、もう一度チャレンジしようという気持ちをあおったことが、楽しんでチャレンジできるクイズ、口コミで参加者が増えるクイズへとつながったのかもしれません。
ABIさんによると、マイスタークイズは当初、販売員がターゲットで、お客さんとの会話の種になるような要素を入れてみたかったのだそうです。「オーディオ評論家の自宅のホームシアターには、100個もコンセントがある人もいるらしいですよ」という話題があれば、ブルーレイに興味を持って来店した人との会話の糸口になります。
福井氏と結さんは、BDマイスターサイトの人気連載のひとつ「マイフェイバリットブルーレイ」にも登場して取材を受けています。
パーティーの最後に、本田さんは「楽しい企画だった。これで終わりではない。これからもABIさんという魅力的なキャラクターに協力する。4k2k時代到来にあわせて高画質を楽しむ機械が増えるといい。ユーザーのこだわりにも期待」とコメント。
麻倉さんも「DVD戦争から光ディスク映像を見てきたが、これからもメディアは移り変わるだろう。例えば角砂糖みたいな媒体に積層記録、なんていうことも現実になるかもしれないが、それはちょっと味気ないかもしれない。12cmというディスクサイズが適していると思っている」などと話していました。
調査によると、日本におけるブルーレイの世帯普及率は3割を超え、世界トップになったそうです。しかし、麻倉氏は「3割で世界トップと言ったがまだまだ3割。これを5割とか、それ以上に増やすにはまだまだ努力が必要。ABIさんもがんばれ。ユーザもがんばれ。100%を目指すための努力をみんなが続けるために応援する」と、普及のためのエールを送っていました。
ABIさんは「好きということが大切。なによりのエネルギーになる。自分も仕事外で好きでやってる部分がたくさんある。だからBDマイスターサイトが続けられた。たくさんの人に支えられてここまでやってこれた。メディア、識者、出演者、協力者すべてがあってこそのBDマイスター」と締めくくりました。
ちなみにBDマイスターサイト発の取り組みとして、もうひとつの目玉と言えるのが“BD化プロジェクト”。過去にはtrue tears、ゼーガペイン、とらドラなどのBD化が実現したタイトルも輩出! 第4弾の交渉も続いているそうです。1位となった『ARIA』など3タイトル中2タイトルは良い方向に話が進んでいるとのこと。こちらも注目していきたいですね!