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最新スマホも続々登場! Mobile World Congress 2013レポ 第4回

MWC前に発表のファーウェイのハイエンド「Ascend P2」

2013年02月25日 12時00分更新

文● ASCII.jp編集部

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イー・モバイルから発表された「STREAM X」とスペックが似通った「Ascend P2」

 24日(スペイン現地時間)、ファーウェイは25日から始まる「Mobile World Congress 2013」(MWC)を前に新端末の発表会を開催した。例年はMWC開幕前日に複数の端末メーカーが発表会を開くのが例となっているが、今年はファーウェイのみであった。

ファーウェイの発表会の会場となった「Casa Llotja de Mar」。観光名所でもある

 発表された新端末はファーウェイのフラッグシップ「Ascend」ブランドの新型「Ascend P2」。これは先日日本で発表されたイーモバイルの「STREAM X」(関連記事)のベースとなっている端末である。発表会では「Make It Possible」をスローガンに、このAscendのようなコンシューマーブランドを創造していくとした。

カンファレンスでは他端末と比較して優れている部分がクローズアップされた

 Ascend P2は動作、通信速度ともに“速い”ことが最大の特徴だ。CPUはクアッドコアの1.5GHz動作(Hi-silicon K3V2)にオリジナルの軽快なUI、LTEはカテゴリー4に対応し、最大で下り150Mbpsの通信が可能である。また、バッテリー容量も2420mAhと最新モデルの中では最大クラス。独自のチューニングにより30%の省電力に成功。さらに急速充電で25%もの充電時間短縮を実現したという。メモリーは1GB、内蔵ストレージは16GBで(STREAM Xは32GB)、OSにはAndroid 4.1を採用する。

 ディスプレーは4.7型(720×1280ドット)で第2世代のゴリラガラス(コーニング製)を装備する。リアカメラは1300万画素、薄さは8.4mm、重さは122gと、5型ほど大きくなく薄くて軽いので、女性にも持ちやすいモデルと言えるだろう。

 日本での発売は今のところ未定だが、ヨーロッパでは2013年の第2クオーターに399ユーロで販売されるとのこと。

タッチ&トライコーナーでは世界中のモバイルジャーナリストたちがこぞってAscend P2に触れていた

写真ですぐわかる
ファーウェイ「Ascend P2」

最近増えてきた5型とは異なり、4.7型なので比較的小さく感じるが実際はそこそこ大きい

上下部分はシンプルにまとめられている

左右にはボリュームキーや電源ボタン、そしてカメラのシャッターボタンがある

ファーウェイ独自のインターフェース「Motion UI」を搭載しており、とても軽快に動作する

1300万画素のリアカメラの位置は向かって左上に。フラッシュも搭載

microSIMはサイドにスロットがある

最初はスペイン語の設定だったが、日本語にも対応していた

イー・モバイルの「STREAM X」と比べると、内蔵ストレージが16GBと控えめになっている

「HTC J Butterfly」(5型)との比較。写真ではわからないが、Ascend P2はかなり軽い

STREAM Xにはないホワイトモデル。日本でリリースされるならこちらの色もカラバリに加えてもらいたい

「Ascend P2」の主なスペック
メーカー ファーウェイ
ディスプレー 4.7型液晶
画面解像度 720×1280ドット
サイズ 約67×136×8.4mm
重量 約122g
CPU K3V2 1.5GHz(クアッドコア)
メモリー容量 ROM:16GB/RAM:1GB
OS Android 4.1
LTE対応 下り最大150Mbps
NFC
カメラ画素数 リア:約1300万画素CMOS(裏面照射型)/イン:約130万画素CMOS
バッテリー容量 2420mAh(交換不可)
SIM形状 microSIM
カラバリ ブラック、ホワイト
発売時期 2013年Q2
価格 399ユーロ

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