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最新パーツ性能チェック 第135回

GeForce GTX TITANはWQHD解像度で60fpsをキープ可能?

2013年02月21日 23時01分更新

文● 加藤 勝明

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Extremeでの伸びが目立つ
「3DMark 11」

 これまでの定番ベンチだった「3DMark11」でもテストしてみよう。こちらではPerformanceとExtremeの2つの設定で比較してみる。

3DMark11(単位:score) better→

 負荷の軽いPerformance設定では、GTX680に対し24%増なのに対し、重いExtremeでは47%増と、新3DMarkに近い傾向を示している。Performanceでは負荷が飽和してしまい、TITANのパワーが発揮しきれないことがわかる。新3DMarkの方がよりハイパワーなGPU比較に適していることは間違いない。

伸び悩んだSLIに肉薄
「Unigine Heaven Benchmark 4.0」

 2月13日に公開されたばかりの「Unigine Heaven Benchmark 4.0」でもチェックしてみた。画質はプリセットの「Ultra」をベースに、テッセレーションなどを追加した重い設定にしている。解像度は1920×1080ドットと2560×1440ドットの2通りで計測した。SSAO(Screen Space Ambient Occlusion)などにかなり手が入ったようで、3.0時代よりもさらに重くなっているようだが……。

Unigine Heaven 4.0 1920×1080ドット(単位:fps) better→

Unigine Heaven 4.0 2560×1440ドット(単位:fps) better→

 最低fpsの差が極めて小さいが、最大fpsはGPUの馬力の差がよく出ている。ここでもTITAN対GTX680の性能比は1.4:1で、解像度が高くなってもほとんど変わらない。

平均120fps到達まであと一歩
「Battlefield 3」

 すでに次回作の話題も出てきたが、重量級fpsの定番として「Battlefield 3」を最初にテストする。テスト方法は「Fraps」を使い、キャンペーン4面開始時のシークエンスのfpsを計測する。画質の設定はプリセットの“最高”にし、解像度は1920×1080ドットと2560×1440ドットの2通りで計測した。

Battlefield 3 最高画質/1920×1080ドット(単位:fps) better→

Battlefield 3 最高画質/2560×1440ドット(単位:fps) better→

 TITANのパワーの凄さはOC版のGTX680やHD7970のレベルで測れないことがひと目でわかる。解像度が2560×1440ドットだと既存のGPUは最低40fps台に落ち込むのに対し、TITANは常時60fpsキープ可能な点に驚きだ。GTX680 SLIが凄いのはこれまでの検証と同じ傾向。さすがにTITANといえどSP数が1536×2のパワーには敵わないようだ。

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