Extremeでの伸びが目立つ
「3DMark 11」
これまでの定番ベンチだった「3DMark11」でもテストしてみよう。こちらではPerformanceとExtremeの2つの設定で比較してみる。
負荷の軽いPerformance設定では、GTX680に対し24%増なのに対し、重いExtremeでは47%増と、新3DMarkに近い傾向を示している。Performanceでは負荷が飽和してしまい、TITANのパワーが発揮しきれないことがわかる。新3DMarkの方がよりハイパワーなGPU比較に適していることは間違いない。
伸び悩んだSLIに肉薄
「Unigine Heaven Benchmark 4.0」
2月13日に公開されたばかりの「Unigine Heaven Benchmark 4.0」でもチェックしてみた。画質はプリセットの「Ultra」をベースに、テッセレーションなどを追加した重い設定にしている。解像度は1920×1080ドットと2560×1440ドットの2通りで計測した。SSAO(Screen Space Ambient Occlusion)などにかなり手が入ったようで、3.0時代よりもさらに重くなっているようだが……。
最低fpsの差が極めて小さいが、最大fpsはGPUの馬力の差がよく出ている。ここでもTITAN対GTX680の性能比は1.4:1で、解像度が高くなってもほとんど変わらない。
平均120fps到達まであと一歩
「Battlefield 3」
すでに次回作の話題も出てきたが、重量級fpsの定番として「Battlefield 3」を最初にテストする。テスト方法は「Fraps」を使い、キャンペーン4面開始時のシークエンスのfpsを計測する。画質の設定はプリセットの“最高”にし、解像度は1920×1080ドットと2560×1440ドットの2通りで計測した。
TITANのパワーの凄さはOC版のGTX680やHD7970のレベルで測れないことがひと目でわかる。解像度が2560×1440ドットだと既存のGPUは最低40fps台に落ち込むのに対し、TITANは常時60fpsキープ可能な点に驚きだ。GTX680 SLIが凄いのはこれまでの検証と同じ傾向。さすがにTITANといえどSP数が1536×2のパワーには敵わないようだ。
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