このページの本文へ

目指せ王座奪還! 初音ミクGTプロジェクト2013 第2回

片山右京率いるTeamUKYOが世界を目指して今年も発進!

2013年02月21日 19時57分更新

文● 末岡大祐/ASCII.jp編集部

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

頑張ることは恥ずかしいことじゃない
TeamUKYOは頑張る若者をサポート!

 もはや痛車乗りの間でも有名になった感のある、元F1ドライバーの片山右京氏。SUPER GTでもグッドスマイルレーシングやStudieと、自身のチーム「TeamUKYO」(公式サイト)がジョイントして参戦中だ。TeamUKYOはモータースポーツのみならず、サーフィンや自転車競技など、頑張る人たちを集めて世界に挑戦しているのである。

 そんなTeamUKYOが20日、都内某所でプレス向けの新体制発表会を開催した。昨年はお台場のMEGAwebでBMW Z4 GT3のシェイクダウンまで盛大に開催したが、今年はプレスのみを集めたイベントだった。それでも多くの記者たちが駆けつけ、TeamUKYOの活動に注目していた。

 まずはチームを率いる右京氏が登壇。

数々の競技に自身も参加している片山右京氏。GSR&Studie with TeamUKYOではスポーティングディレクターを担当

「この活動はもともとF1を降りてから、山(登山)で始まりました。世代交代は必ずあるわけで、僕も若い人たちに自分の夢を託す年齢になってきました。我々は世界のトップを必ず目指すのはもちろんですが、自分たちのやっていることに社会性を持たせ、まわりから必要とされる人間になることも大事です。そういう社会に参加する活動をしていきます」

と右京氏。ただ戦うだけではいけない。トップカテゴリーで戦ってきた人の言葉は重みが違う。

 次にグッドスマイルカンパニー 代表取締役であり、GSR&Studie with TeamUKYOのスーパーバイザーを務める安藝社長が登壇。「僕は子どもの頃はF1小僧だったんですけど、あの頃の憧れだった右京さんとジョイントできて夢のような日々を過ごさせていただいています。今年はGTのチーム体制をシャープに引き締めたんですが、その結果いぶし銀のチームができあがりました。このメンバーで右京さんのディレクションの元、戦っていきます。今の世の中、勝った負けたと声高に言いづらい世の中だけど、レースを通じて熱くなることの大切さを伝えていきたいですね。応援よろしくお願いします」と語った。ご存じの方も多いかと思うが、グッドスマイルカンパニーはTeamUKYOの活動を全面サポートしているのだ。

右京氏の活動に共感し、グッドスマイルカンパニーとして支援している安藝貴範社長

 これを受けた右京氏は「トヨタ、ホンダ、日産といった大メーカーではありませんが、数多くのファンに支えられているチームがGSR&Studie with TeamUKYOです。これが日本のレース界のトレンドだと思っています。勝負というのは熱くなった気持ちをウィットに変えることが必要で、このチームはそれができているんですね」とコメント。グッドスマイルレーシングとジョイントして3年目。もう痛車や個人スポンサーにもなじんできているようだ。

 その後、TeamUKYOでサポートしている若干18歳のプロサーファー、北沢麗奈さんが急遽壇上に上げられたり、右京氏から「自転車の世界に引き込んだ張本人」と言われるTeamUKYOテクニカルアドバイザーの今中大介氏も登場するなど、数多くの関係者が今年の意気込みを語った。

プロサーファーの北沢麗奈さん。「サーファーなのに海がない長野県出身なんです」と右京氏から紹介されていた。前は電車などで千葉の海に通っていたが、現在は免許を取って自分でクルマを運転して行くという

「日本人で近代ツール・ド・フランスを初めて走った」という今中大介氏。現在はインターマックスという競技用自転車の企画販売を手がける会社の社長でもある

今年のTeamUKYOの活動予定。SUPER GT以外にも大忙しの右京氏

 GSR&Studie with TeamUKYOはもちろん、TeamUKYOの活動からも目が離せなさそうだ。

右京氏の活動に賛同する人なら誰でも入会できる「チーム右京スピリット」を今年から発足した

廃校を利用した藤野ベース。合宿所やトレーニング場などで使うが、現在は廃校そのままなので、まずは掃除から始めるという


カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

ASCII.jpメール アキバマガジン

クルマ情報byASCII

ピックアップ