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柳谷智宣の「真似したくなるPC活用術」 ― 第132回

できるだけ安く高速に! 海外旅行でネットを使う技

2013年02月21日 12時00分更新

文● 柳谷智宣

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 海外旅行時には、海外パケ・ホーダイや海外パケットし放題を利用し、1日1980円もしくは2980円でインターネットを利用している人は多いだろう。確かに便利なのだが、1週間利用すると、2万円を超えてしまうのがネック。そこで、今回はできるだけ安く、海外旅行でネットを使う技を紹介しよう。ハワイでのモバイルルーター速度テストの結果も紹介する。

インターネットをガイドブックに海外旅行を満喫する

モバイルルーターを借りたほうが安くて安心

 海外旅行でも、iPhoneやスマホは大活躍。ネットがあれば、地図にもなるし、ガイドブックにもなる。とはいえ、ネット回線をどうするかが悩みどころだ。ソフトバンク、ドコモ、auともに海外でもパケットを定額で利用できるプランを用意している。このおかげで、ずいぶんと手軽に海外でもネットを利用できるのは助かるところ。その際注意したいのが、海外で接続する携帯キャリアを間違えると、定額プランが適用されず、超高額な請求が来ること。(関連記事を参照)その点、対象国すべてのキャリアが定額になるドコモは便利だ。ソフトバンクも接続事業者を指定できるので、設定さえしていれば定額で利用できる。

 とはいえ、1日20万パケットまでで1980円/日、それ以上使ったら2980円/となる。20万パケットといえば、約24.5MB。写真をメールしたり、SNSに投稿していたらあっという間に突破してしまう分量だ。基本的には、1日2980円かかると思ったほうがいい。サービス開始時は安く感じたものの、1週間旅行するなら2万円をオーバーする。このコストはなんとかしたいところ。

 そこで、活用されているのがモバイルルーターのレンタルサービスだ。バッテリー駆動式のモバイルルーターを1日1000円前後で利用でき、基本的には使い放題というコストパフォーマンスが魅力。デメリットとしては、持ち運ぶデバイスが1つ増えるうえ、モバイルルーターにも充電が必要という点があげられる。しかし、海外のパケット接続し放題プランを利用するのと比べると数分の1のコストで済む。複数ユーザーで利用することもでき、同行者で割り勘にすればさらにお得になる。

テレコムスクエアは成田空港だけでなく、羽田空港にも自社カウンターを持っており、空港受け渡しと返却が手軽にできるのが便利。在庫があれば即日レンタルも可能だ

 今回はハワイでテストするため、2台レンタルしてみた。テレコムスクエアでは、Verizonの3G/4G回線を利用する「MiFi 4620LE」を借りた。価格は1日1000円。補償サービスはスタンダードの1日210円にした。これは、万一故障や紛失した際に、15%の負担をするというもの。モバイルルーターのスペックは、IEEE802.11b/g/n準拠で、通信速度は下り最大100Mbps、上り最大50Mbps。充電時間は約4時間で連続通信時間は10時間。同時接続台数は5台だ。

レンタルしたモバイルルーター「MiFi 4620LE」背面にSSIDと暗号化キーが貼り付けてある

 グローバルデータでは、T-Mobile USAの3G/4G回線を利用する「T-Mobile4G Mobile Hotspot」を借りた。電話で聞いたところ、届く端末は3Gのみの「MiFi」か4G対応のものかわからないという。同じ金額で遅いのは勘弁してほしいので、4G端末をお願いして確保してもらった。価格は880円/日。補償制度の「あんしんパック」で262.5円が加算された。こちらは成田空港には自社カウンターがあるが、羽田空港では国際線ターミナルのJAL-ABCカウンターで受取・返却を行なう。もちろん、宅配便を利用することも可能だ。モバイルルーターのスペックは、IEEE802.11b/g準拠で、通信速度は下り最大21Mbps。連続通信時間は2~3時間、同時接続台数は5台だ。こちらは4Gとされているが、スペック的に3GベースのHSPA+であると思われ(T-Mobile USAはHSPA+を4Gと呼んでいる)、「MiFi 4620LE」と比較すると速度面ではずいぶん見劣りする。

レンタルしたモバイルルーター「T-Mobile4G Mobile Hotspot」。液晶の下にSSIDと暗号化キーが貼り付けてある

モバイルルーターの電源を入れたら即つながる

 どちらのモバイルルーターも本体にSSIDと暗号化キーがシールで貼り付けられている。電源を入れて1分ほどして起動すれば、スマホなどから接続可能。SSIDを選んで暗号化キーを入力すれば、即接続できる。

電源を入れるだけで利用可能になる。携帯キャリアの回線には自動的に接続される
SSIDを選択する暗号化キーを入力する接続できた

 ホテルや街中では、どちらのモバイルルーターも4G接続でアンテナが3~5本立っており、どこでも通信できた。車で郊外に行くと、ほとんど3G接続となった。まれに、ラジオも届かないような場所では、両者ともに圏外になったりした。電波状況がよいところでは両方とも調子がよく、弱いところでは両方ともつながりにくかった。まれに、どちらかの電波が強いことがあったが、おおむね連動していた。

ビーチでもドライブ中でもインターネットに接続できる場所によって、VerizonとT-Mobileの電波状況が異なることも

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