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ビデオ会議の品質確保にネットワーク機器が対応

アプリケーションと親密なネットワークを目指すアバイア

2013年02月19日 06時00分更新

文● 大谷イビサ/TECH.ASCII.jp

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サーバーやストレージ、そしてネットワークまで“Software Defined”される昨今、アプリケーションを意識したネットワークを目指すのがアバイアだ。アバイアのネットワーク事業部を率いるマーク・ランドール氏に聞いた。

アプリケーションを中心に据えるネットワーク

 ご存じの通り、アバイアのネットワーク事業は、2009年ノーテルの買収からスタートしている。ノーテルは、1990年代に買収したシンオプティックスやベイネットワークスのネットワーク事業のほか、UC(Unified Communication)関連の製品を持っており、すでに30年におよぶ歴史、1億のポート出荷を持っているという。アバイアのネットワーク事業部を率いるマーク・ランドール氏は、「われわれがフォーカスしているのは、リアルタイムのネットワークとキャリアクラスのEthernetだ」と語る。

米アバイア シニアバイスプレジデント&ゼネラルマネージャー マーク・ランドール氏

 アバイアのネットワーキングのコンセプトは、アプリケーションを中心に据えたものだという。「競合他社は、アプリケーションはネットワーク上に過ぎないものに過ぎないと考えている。つまり、アプリケーションを意識していない。われわれはこの逆だ。私たちはアプリケーションにフォーカスし、ネットワークについて考えている」と話す。IP電話をネットワークにプラグすることで設定が最適化されるとか、ビデオや音声のセッションをネットワーク側できちんとモニタリングできるといった点ができる。

 こうした中、特に重要なトレンドとして捉えているのが、まずタブレットやスマートフォンのセキュアなアクセスを実現するための「スマートデバイスのセキュリティ」だ。これに関して、アバイアでは「Identity Engine」というポリシーベースのアクセス管理製品を提供している。これはユーザーやデバイス、OS、ネットワーク設定などの属性によるポリシーを基に、アクセス制御を行なえるものだ。「人事部の所属で、会社支給のPCを使い、有線で接続するといった条件を満たしていれば、完全なアクセスを付与する。あるいはタブレットを使って社外からアクセスする場合は、アクセスに制限をかけるといったことが可能になる」(ランドール氏)。

ビデオの品質を確保できるネットワーク

 また、クラウドへの対応も重要だ。これに関しては高いパフォーマンスや可用性などを重視しており、「VSP9000」や「VSP7000」などのコアスイッチや、「ERSシリーズ」のエッジスイッチ、ブランチ向けのルーターなど包括的なポートフォリオを揃えているという。そして、これらの物理ネットワーク上に仮想化技術を導入し、ネットワーク仮想化を進める。

仮想化技術に対応する「VSP7000」

 「VSP9000であれば、きわめて小さい遅延でサーバー間のやりとりができる。また、単にファブリックだけでは十分ではない。VSP7000/9000やERS8000をサポートされているSPB(Shortest Path Bridging)を用いて、複数の仮想ネットワークを構築できる。仮想化の分野では2年先を進んでいる」(ランドール氏)という。こうした仮想ネットワークをビデオ、セキュアアクセス、ゲスト向けのアクセス、コラボレーションなどのアプリケーションに割り当てて利用する。

 顧客が求めるのは、アプリケーションとの親和性と品質の確保だという。アプリケーションについては、「買収したRADVISIONのビデオ製品との組み合わせで、ビデオ配信パスの品質をチェックするという機能をスイッチに追加した。品質が落ちた場合には、管理者に通知することができる」(ランドール氏)といった事例があるという。TCOに関しても特に重要視されるポイントだ。「仮想化により、4つの物理ネットワークを仮想化によって、まとめることができ、コスト面を小さくすることができる」という。

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