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AMDグラフィックスプロダクトマネージャーDevon Nekechuk氏インタビュー

AMDが最新ドライバーの利用を推奨、気になる新GPUは?

2013年02月14日 20時00分更新

文● 石井 英男

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ゲームデベロッパーとの
パートナーシップも積極的に結ぶ

 AMDは、大手ゲームデベロッパーと積極的にパートナーシップを結び、ゲームの開発をサポートしている。パートナーシップを結んでいるデベロッパーは、スクウェアエニックスや2K Games、Crytekなどがあり、AMDのエンジニアをそれぞれのデベロッパーに派遣し、グラフィックスの最新技術をそれぞれのゲームに搭載する作業の手伝いをしているという。「私どものエンジニアを常駐させ、AMDのGPU上で、そのゲームのパフォーマンスを最大限に引き出せるようにする作業を行っております」(Devon氏)

2012年に発売された写真の大作ゲームは、Radeonでプレイするのが最適だという

 ゲームデベロッパーとのパートナーシップの締結は、ビデオカードの拡販キャンペーンにも活かされている。欧米ではAMD製GPU搭載ビデオカードに最新ゲームがバンドルされる「Never Settle」キャンペーンが行なわれており、好評だという。日本でもこうしたキャンペーンを、日本市場にあわせた形で実施する予定とのことだ。「日本は私どもにとりましても、最も重要な国の1つであり、最もハイエンドな市場だと考えております。これまでにいただきましたフィードバックの中に、バンドルされたゲームがあまり日本向きではないというお言葉がありましたので、日本向け製品では、日本市場にあわせたゲームをバンドルする予定です」(Devon氏)

AMD製GPU搭載ビデオカードを買うと、最新ゲームが無料で手に入るキャンペーン

近日発売のゲーム「TOMB RAIDER」に
史上初のフィーチャーが採用される

 欧米で3月、日本で4月25日の発売が予定されているアクションゲーム「TOMB RAIDER」は、AMDのGPUの性能をフルに活かせるゲームソフトになるという。TOMB RAIDERでは、これまでのゲームでは実現されていなかった、新たなDirectX11のフィーチャーが採用されるとのことだ。この新フィーチャーの詳細については、現時点ではトップシークレットとのことだが、近日中に公開される予定だ。

3月5日発売予定のアクションゲーム「TOMB RAIDER」。日本語版は4月25日発売予定だ

 Davon氏は、新フィーチャーについて次のように語っており、どのようなものか期待がつのる。「これまでのゲームソフトは、PS3やXbox 360のようなコンソール機に重きを置いて開発されてきましたが、ここ1年くらいで、その状況も変わってきました。コンソール機と最新のハイエンドPCを比べると、性能は後者のほうが格段に上なので、その性能を活用したゲームを作りたいという動きです。ゲームの開発者の方々は、ゲームを通じて自己表現を行なっているわけです。それを6年も7年も前に発売されたコンソール機では、十分な表現ができません」

「TOMB RAIDER」では、さまざまな新フィーチャーが採用されているが、右のリストの一番下に注目。「TOP SECRET」と書かれた秘密のフィーチャーが搭載されるという

 「Gaming Evolvedという、私どものパートナーシッププログラムでは、最新のハイエンドPCならではのフィーチャーを入れたいというときに、そのお手伝いができます。今度登場するTOMB RAIDERに採用される新フィーチャーは、これまでのゲームではなかった全く新しいフィーチャーであり、開発元のCrystal Dynamics社は、このフィーチャーだけでも、ゲーム全体の技術の高さを表すショーケースになると言っているほどです」

AMDのGPUにより、本当にすごいことが
ゲームの中で実現できる

 Davon氏は、ずっとPCを自作してきた筋金入りのPCマニアだという。「私がこの会社に入ったのは、自分が情熱を持っていることを仕事にできればという理由です。私が今本当にワクワクしていることに、是非みなさんも注目していただきたいです。それが、Crysis 3であり、TOMB RAIDERであり、Bioshockであるんですが、AMDのGPUにより、本当にすごいことが、そういったゲームの中で実現できる形になります。日本で、オタクという言葉で表せる人たちというのは、私と同じような情熱を持つ人たちだと思いますので、是非、そういうところにご注目いただきたいと思います」(Devon氏)

最後にDavon氏は「私はオタクです」と日本語で語り、ノリノリでポーズをとってくれた

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