2月に入り、暖かい日と寒い日のブレが大きくなってきたが、全国的にはまだまだ寒く、雪が多い地域の人も多いだろう。また、スキーは、今まさにシーズン中。春はまだ先なのだ。そんな寒いときに必要なのが手袋。スマホ対応をうたう手袋も増えてきたが、スマホが使えても手袋としてあまり役に立たないのでは仕方ない……。そんな不安から救ってくれる防寒対策が施されたタッチ対応手袋をチェックしてみた。
用意したのは5双の
スマホ対応防寒グローブ
今回用意したのは5双の手袋(手袋は左右で1双と数える)。スマホ対応に加えて防水/防寒/スキーで使えるといったセールスポイントも書かれていたものをピックアップした。しかしそうなると商品はとても限られてくる。用意した5双は、よくある普通の手のサイズの手袋ではなく、多少大きいタイプばかりだ。
以下、簡単に紹介していく。購入した手袋のサイズも表記しているが、実際に着けないと分からないと思うので、参考に私の手のサイズを掲載するので、サイズやフィット感の目安にしてほしい。なお価格は購入時のものだ。
■筆者の手のサイズ
右手の中指の先から手首までが約19cm
幅は開き方も少々影響するが、親指の下から小指の下までが約11cm
メーカー /ブランド |
hasky | Seirus | OUTDOOR RESEARCH | Y’s original | エレコム |
---|---|---|---|---|---|
製品名 | スマホ対応防水グローブ | ウィザードEXオールウェザーグローブ | AMBIT GLOVES | 防水防寒手袋 | P-GV14BK |
購入価格 | 2500円 | 6370円 | 1万5540円 | 1780円 | 2200円 |
サイズ | L | XL | L | フリー | 不明 |
タッチ対応の指先数 |
左右各2本 (親/人差し指) |
左右各2本 (親/人差し指) |
左右各5本 (すべて) |
右のみ2本 (親/人差し指) |
左右各2本 (親/人差し指) |
●hasky「スマホ対応防水グローブ」
サイズ・L/2500円
指先に余裕があり、フィット感はなく、指周りはゴワゴワしている。透湿防水性に優れたゴアテックスを採用。手のひらと指先が防水加工になっているという。パッと見てカッコよく手頃な価格と感じた。
●Seirus「SOUND TOUCH ウィザードEXオールウェザーグローブ」
サイズ・XL/6370円 http://www.seirus.com/
指先まで指が届いてないが、指や手のひら周りのフィット感がいい。包み込まれている感じ。100%ウォータープルーフをうたっている。haskyとサイズは似ているが2番目に高い。
●OUTDOOR RESEARCH「AMBIT GLOVES」
サイズ・L/1万5540円 http://www.outdoorresearch.jp/
生地がとても厚く、プロテクターでもしているかのよう。指先との間にものすごくスキマがある。サイドカントリースキー用の手袋で、今回一番大きい。普段はちょっと付けにくいか。透湿防水性に優れたVentiaインサートを採用。普通の手袋の価格ではないが、ウインタースポーツ用のギアと考えるといいのかもしれない。
●Y’s original「防水防寒手袋」
サイズ・フリー/1780円
フリーとなっているが「男性Sサイズ、女性Lサイズ相当」とのこと。ただしその基準になるSサイズやLサイズがどれくらいのサイズかは確認できなかった。筆者の手にはわりとピッタリ。タッチパネルに対応したスキーグローブ、という売り文句で、インナーにフリースを採用。同じスキー用でもOUTDOOR RESEARCHのものよりも小さめ。
●エレコム「P-GV14BK」
サイズ・なし/2200円 http://www.elecom.co.jp/
生地が薄いがそのぶん指は動かしやすく、ピッタリという印象。タッチパネル対応のグローブで、ライダーズタイプとされており、バイクを運転する人を想定。少々ツヤがあり過ぎのカラーだ。
価格的にはまさにピンキリといったラインナップ。最安の手袋と最高の手袋とでは10倍近い価格差がある。果たして性能差もそれを実感できるだけのものになるのだろうか。
それではいよいよテストをしていこう。