このページの本文へ

徹底活用!! Androidスティック端末をしゃぶりつくす! 第1回

テレビに差すだけじゃ使えない!? Androidスティックの注意点

2013年02月04日 12時00分更新

文● 二瓶 朗

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

海外直輸入モデルは安価で高性能
ただし国内では使えない!?

サンコー「Androidスティック 4 SmartTV」

サンコー「Androidスティック 4 SmartTV」。YouTubeなどの動画をフルHD(1080p)で楽しむことができるスティック型Android端末。Google Playにも対応するのでアプリを自由に追加することが可能。直販価格8980円

Androidスティック 4 SmartTV基本スペック
CPU Cortex A8-Allwinner A10(1.5GHz)
OS Android 4.0
メモリー 1GB
ストレージ用メモリー 約4GB
無線LAN IEEE 802.11b/g/n準拠
入出力端子 HDMI端子×1、USB 2.0(ホスト)×1、USB(電源アダプタ用)×1、microSDカードスロット×1
本体サイズ 幅93×奥行き42×高さ13mm
重量 約40g

 そのほかに、冒頭でも触れたような、サンコーをはじめとする秋葉原のショップや、ウェブ通販でもいくつかのスティック型Android端末を購入することができる。

 それらのショップでは、海外生産のスティック型Android端末を独自輸入して販売しているが、大手メーカーの製品と比べると、実は基本スペックが高かったりもする。

アキバで数多く見かけるAndroidスティック端末。最新のものは4コアCPUを採用していたり、Bluetoothに対応していたり、マウスが付属していたりと付加価値が高いが……

 たとえば、アキバの直輸入製品を扱うショップではすでにデュアルコアCPUやクアッドコアGPUを搭載するモデルがあったり、Bluetoothに対応した製品も登場したりしている。Androidも4.0ではなく、より新しい4.1を採用しているものも多く見られる。

 ただし、そういった海外からの直輸入製品には大きな弱点がある。それは電波法だ。日本国内で電波を利用する機器は、基本的にすべて特定無線設備の技術基準適合証明等のマーク、いわゆる「技適マーク」が与えられていて、国内で電波発信しながら利用することが認められている。

 逆に、この技適マークが付与されていない電波を利用する機器は「国内で使うことはまかり成らぬ」という法的なシバリがあるのだ。

「技適マーク」

「技適マーク」が付加されている製品は国内で無線LAN機能を利用してもOKだ

 マークなしの機器を使うと、電波法に違反することとなり、最悪の場合は「5年以下の懲役または250万円以下の罰金」となる可能性がある。

 ほとんどのスティック型Android端末は無線LAN機能を搭載しているから、利用する場合はその点に留意する必要がある。

 具体的には、技適マークのない機器を法を犯さないようにして利用するには、「無線LAN機能を使わない」ことが必要となる。ただ、そうなるとスティック型Androidでネットを利用することが難しくなり、その魅力の大半が失われてしまうこととなる。その点に関してはまた後ほど検証してみることとしよう。

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン