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なれる!SE 間違いだらけの?IT用語辞典(中二版) 第1回

SEはモテる? やっぱりブラック?

敏腕SE、室見立華さんに聞いてみよう!

2013年01月31日 18時00分更新

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 システムエンジニアの過酷な実態をコミカルに描く電撃文庫の異色作『なれる!SE』。本企画は、その主人公&ヒロインである桜坂工兵と室見立華による“中二っぽい”IT用語の解説コーナーだ。初回はそれに先立ち、見た目は中学生だが敏腕SEの室見立華に、システムエンジニアについての質問をぶつけてみたぞ。

現場だから言える、SEってこんな仕事!

――本日は敏腕SE、室見立華さんにシステムエンジニアについてお話をお伺いしていこうと思います。まずは自己紹介からお願いできますでしょうか。

株式会社スルガシステム、システムエンジニアリング部所属
室見立華よ。担当分野は主にネットワーク。サーバ周りもミドルまでなら対応できるわ。好きなOSはJUNOS、生活環境のコマンドシェルはtcsh、……ちょっと徹夜作業空けだから食事しながらでいい?(おもむろにツナ缶を開ける)


――は、はいどうぞ。……えーと、ではさっそくですがシステムエンジニアについていろいろお伺いしたいと思います。まずSEの業務内容はどういったものでしょうか?

システムの設計とかヒアリングとか、主に上流側の工程を担当するエンジニアね。実際に手を動かす人――プログラマや運用業務のオペレータは下流工程の担当ってことでSEとは呼ばないかも。ただSEって言葉の定義自体すごく曖昧になってきてるから、最近はシステムのなんでも屋的なとらえ方をされてるわね。提案やコンサルティングなんかもしてるかも。……何よ? じっとこっち見て。


――いえ……なんでもないです(ツナ缶もう5缶目空けてる……)。では実際にSEをやっている人にはどんなタイプが多いですか? またどんなタイプの人が向いてるのでしょうか?

うーん……コミュニケーション能力の高い人? 技術的に正しくてもお客さんの要件叶えられないと意味ないから、そのあたりを上手に折り合い付けられるタイプね。実際の現場だとよく外に出てく人が多いかも。客先とか協力ベンダー訪問とか。社内に閉じこもって延々作業してるSEはあんまり見かけないわね。

システムエンジニアの過酷な毎日をコミカルに描く物語

Image from Amazon.co.jp
なれる!SE―2週間でわかる?SE入門 (電撃文庫)

 平凡な社会人一年生、桜坂工兵は厳しい就職活動を経て、とあるシステム開発会社に就職した。そんな彼の教育係についた室見立華は、どう見ても十代にしか見えない少女。しかしそんな見た目に反し室見は確かな実力を持つワーカホリック娘で、多忙かつまったく優しくない彼女のもと、工兵は時に厳しく指導され、時に放置プレイされながら奮闘することになる。

 入社早々、実際の顧客相手の案件担当を振られるのを皮切りに、社内の運用部署との調整や大規模案件の提案、はてはベンダー数社を束ねるプロジェクトマネージャーまで、およそ新卒一年目にはハードルの高すぎる業務を無茶振りされるが!?

 システムエンジニアの過酷な実態をコミカルに描く物語、それが『なれる!SE』です。

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