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T教授の「戦略的衝動買い」 第227回

「ピント合わせは撮影後」で話題のLytroカメラを衝動買い

2013年01月23日 12時00分更新

文● T教授、撮影● T教授

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実際の撮影時のホールドの仕方はこういう持ち方が一般的。親指だけでズームスイッチとシャッターの両方を操作する。狙った被写体から大きく離れていなければ、基本的にはピント合わせはしないので液晶ファインダーは見えなくてもかまわない

 片手に持った被写体をマクロ機能で手前に写して、同時に遠景を被写体の一部にするというなテクニックが、最もLytroカメラらしいアングルで撮れる特徴的な写真になる。マクロ撮影をする場合、通常のオートモードであるEveryday Modeではなく、Creative Modeやマニュアルフォーカスに切り替えたほうが、結果としてフォーカス移動効果の高い写真を綺麗に撮れるだろう。


筆者撮影のサンプル(パソコンでは要Flash Player)。任意の場所をクリックすると、そこにピントが合う。

 Lytroカメラは特殊な構造とはいえ、基本構造はデジカメの仲間なので、撮った写真は液晶ファインダーで見ることもできる。撮影後、液晶ファインダー画面を右にフリックすると、直近で撮影した写真から順に表示される。「Shot Now Focus Later」の効果を、小さな画面で確かめることも可能だが、その感動レベルは圧倒的に低い。

液晶画面をファインダーとして真剣に見ようとすると、こういう握り方になる。ただし、実際の撮影ではこういう持ち方はあまりしない

 Lytroカメラの効果を快適に見るには、パソコンとの連携は必須だろう。「Lytro Desktop」を、Lytroのウェブサイトからダウンロードして導入するだけだ。また、今では多くのデジカメメーカーが自社製品ユーザーにウェブ上のギャラリーを提供しているのと同様に、Lytroカメラユーザーにも、ウェブ上のユーザーギャラリースペースが提供される(無料)。SNSでの写真共有は当たり前の時代なので、FacebookやTwitter、Google+などで写真情報の共有も可能だ。

Lytroカメラをより効果的に使うには、専用のアプリ「Lytro Desktop」をダウンロードしてパソコンに導入する

筆者は、Lytroの無料GalleryとFacebookにアップロードすることが多い

 筆者は撮影した写真を、USBケーブル経由で自分のパソコンと同期。その後、任意の複数画像データを「Lytro Gallery」で一般公開したうえで、一部の写真をFacebookやTwitter上で友人たちと共有している。

Lytroのウェブサイトにある自分のGalleryをGoogle Chromeで表示したところ

Lytro Desktopから撮影データを、FacebookやTwitter、Google+などにコメント付きでアップロードできる。「Embeded」を選べば、Lytroサーバー上の写真データに直接アクセスできるhtmlコードが生成されるので、後はコピー&ペーストするだけ

Facebook上ではこんな風に表示される(赤矢印の先)。友達は自由にピント位置を変えて写真を楽しめる

Twitterも同じように投稿できる

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