民生用初の裏面照射型MOS×3の最上位機から
80倍の高倍率ズーム機までパナソニック「愛情サイズ」
最後に、貸出機の都合で今回の特集では評価を行なわないが、パナソニックの「愛情サイズ」もラインナップが一新されているので紹介しておこう。
最上位機の「HC-X920M」(実売価格14万円前後)は、裏面照射型の撮像素子を3つ搭載した「3MOSシステム」を採用するなど、なかなか意欲的なモデルでもあるだけに、ちょっと気になるところだ。
そのX920Mは、3MOSシステムに加えてライカDCレンズの採用など、高画質にこだわった作りとなっている。裏面照射型となったことで感度が約2倍に向上し、暗い場所でのノイズの発生も低減している。
こちらもWi-Fiを内蔵。撮影した映像をダイレクトにUSTREAMにアップロード可能で、手軽なライブ中継なども行なえる。スマホを使ったリモート操作なども可能だ。iPhone、Android端末の両方に用意される専用アプリ「Panasonic Image App」(無料)は、撮影した映像の自動編集も可能など、なかなか高機能だ。このほか、インターネット経由のモニター機能やDLNAサーバー配信にも対応している。
このほかのモデルとしては、新微細セル&高感度MOSセンサー搭載の「HC-V720M」「HC-V620M」のほか、裏面照射型MOSセンサー搭載の「HC-V520M」「HC-V210M」などがある。V520MはiAズームで80倍/72倍の高倍率ズーム機能を備えるなど、ミドル/スタンダードモデルの機能もなかなかのものとなっている。
ちなみに我らがiPhoneはどんな感じ?
最後に軽くiPhoneのカメラ機能を紹介。内蔵カメラは800万画素で、標準のカメラアプリでは1080/30pの撮影が可能。オートフォーカス機能や画面をタップした位置でフォーカスする機能、LEDフラッシュなども備える。
気になるところとしては、電子式の手ブレ補正機能も強化されているようだ。スマホならではのコンパクトさなので、片手で気軽に持ったり、コンデジのようにがっちりとホールドしたりと、持ち方の自由度は高い。
ただし、手ブレは軽量なものほど影響が出やすいので、どの程度手ブレを抑えられるが気になるところ。もちろん、低照度撮影の実力も。
また、今回は標準のカメラアプリを使ったため、デジタルズーム機能はなく、単焦点のみでテストを行なっている。このあたりの機能的な差異はさすがにスマホアプリに多くを望んでも仕方がないだろう。
とはいえ、予想に反してかなり健闘して筆者を驚かせたのも事実。いよいよ次回からガチンコのテストを行なう。まずは画質で差が出る手ブレや低照度撮影などのテストだ。iPhone 5の実力に期待せよ!
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