Wi-Fiモデルもさらに強化! コンパクトさにこだわるJVC「Everio」
JVCケンウッドの「Everio」はコンパクトモデルが多数派なのが特徴。iPhoneなどと一緒に手軽に持ち歩いて使うことを意識したモデルが多い。しかも、高倍率ズームの搭載では業界トップクラスの水準だし、Wi-Fi搭載モデルもいち早く投入しており、最新モデルではさらなる機能強化も進んでいる。まさにスマホ時代のHDビデオカメラという感じだ(関連記事)。
ハイエンドとなるのは、もっともコンパクトなモデルとなる「GZ-VX895」(予想実売価格9万円前後、1月下旬発売)。本体サイズは(バッテリー装着時で)幅36×奥行115.5×高さ57mm、重量は約235gと、他社のスタンダードクラスよりもコンパクトながらも、Wi-Fiまで搭載する。
しかも画質性能もなかなかのもので、F値1.2の明るいレンズの採用や1240万画素のCMOSセンサーの採用など、光学性能や画質の点でも力が入っている。コンパクトでもしかも高画質にもこだわりたいという人には最適なモデルだ。
さらに、独自の高音質技術で高音質な音声を記録する「K2テクノロジー」や、自動風切り音カット機能を新搭載するなど、音質の点でも磨きをかけている。
最大の特徴と言えるのが、Wi-Fi機能。撮影した動画や静止画のワイヤレス転送はもちろんのこと、スマホをリモコンにして離れた場所から撮影操作ができるほか、インターネット経由で外出先でもリモート操作が可能。
しかも、オプションで用意されるパンクレードル「CU-PC1-S」を使えば、180度の角度でパン操作までコントロールできるので、ペットや赤ちゃんモニター、防犯モニターのような使い方もできてしまう。いち早くWi-Fi機能を盛り込んだだけに、機能の充実度はかなりのものだ。
光学38倍ズーム搭載の高倍率機「GZ-E565」
スタンダードモデルの「GZ-E565」(予想実売価格7万円前後、1月下旬発売)は、上位機に比べればやや大きいがこちらも十分にコンパクト。このサイズでありながらも、光学38倍、劣化の少ないダイナミックズームで65倍とトップクラスの高倍率ズームを持っていることが最大の特徴だ。
しかも、ズームの広角側は29.3mmとかなり広い画角で、室内撮影でも広々とした撮影ができる。
こちらも音声記録時のK2テクノロジーや、自動風音キャンセラーなどを採用し、よりクリアな音声の収録が可能となっている。
ユニークな新機能としては「マーキング」機能がある。これは、BDレコなどのチャプター機能のようなもので、撮影中に液晶モニターのマークボタンを押すと、そのシーンの場所を記録。このマークしたシーンだけを集めて再生したりダビングできるので、編集などがとても簡単になる。
さらに顔認識技術を応用し、笑顔度70%以上に判定されたシーン(ただ笑顔というのではなく、同社基準で満面の笑み)や、あらかじめ登録した顔が検出されたシーンを自動でマーキングする機能も備えている。まさに家族や子供たちの撮影にはうってつけ。運動会などの撮影でも、我が子の映ったシーンだけを素早く楽しむことができるだろう。
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