NHN Japanは、同社のスマートフォン用コミュニケーションツール「LINE」の登録ユーザー数が1億人を突破したことを発表した(iPhone/Android/Windows Phone/BlackBerry/フィーチャーフォン向けの総計)。
LINEは日本法人のスタッフが中心となって開発し、2011年6月23日にサービスをスタート。同年11月に無料音声通話、スタンプなど大幅な機能拡充が契機となって、ユーザーが増加したとする。
2012年以降は、国内はもちろん、東アジアを中心に拡大。現在では1週間に約300万ユーザーが新規登録しており、うち約6割が海外ユーザーであるという。最近では競合各社が「comm」「カカオトーク」といった対抗サービスを展開しているが、LINEのユーザー数が突出しているのが現状である。
NHN Japan社内では、1億ユーザー突破に合わせて、カウントダウンイベントを開催。同社代表取締役の森川 亮氏は、LINEを支えてきた社員に感謝のコメントを語るとともに、今後のサービス展開についてさらに檄を飛ばす。
「1億ユーザーは単なる通過点。世界挑戦のキップを手に入れた段階」とする森川氏は、さらなるサービス拡大のために、常にユーザーに新しい価値を提供していくことを約束。また、FacebookやTwitterといったサービスの名前を出し、現在はまだマネタイズよりも、ユーザー規模拡大を主眼におき、北米や欧州など新たな市場に取り組む方針を語った。
なお、NHN Japanのリリースには、LINEユーザーが多い国は日本・タイ・台湾・韓国・スペインの順で、月間アクティブユーザーの割合は80.3%。なお、1億ユーザー達成までに要した期間である約19ヵ月は、Twitterの約49ヵ月、Facebookの約54ヵ月に比べて、大幅に短いことが記されている。