10年以上前は雑種犬を飼ってるおうちも多かったけど、最近は見なくなったよねえ。たいてい血統書付き……とおぼしき犬で、よく飼われる犬種を覚えておけばあまり困らない。
いや、知らなくても困らないんだけど「あそこに犬を連れてる人がいる」というより「コーギーを連れた人がいる」の方がイメージが湧くじゃない。
これが猫だとややこしい。血統がしっかりしているような猫はまず室内飼いなわけで、外で見かける猫の多くは雑種なのだ。だから人はたいてい見た目のイメージで呼び分けている。
今回はその呼び分けの話。
色と模様で分けるのが基本
呼び分けるときの基本は、色と模様だ。何しろ雑種なものだから色も模様もバリエーションが多くてややこしいんだけど、まあその辺は大雑把でいいんじゃないかと思う。なんとなく通じればOkみたいなもので。
一番分かりやすいところで「シロ」と「クロ」。そういえば「黒猫・白猫」って映画があったな。あれは名作だった。
全身真っ白いのが白猫で、ときどき左右で目の色が違う猫もいる。「オッドアイ」というのだけど、白猫に多く現れるらしい。
黒猫はいうまでもなく真っ黒なんだけど、よーく見ると縞がはいってることもある。見た目は真っ黒でも目が黄色だったり緑だったりとよく見ると違いがあって面白い。
よく見かけるのが「シロクロ」。特におでこのところで真ん中わけになっている猫を「ハチワレ」と呼んでいる。「八」の文字からきてる呼称かと思ったのだけど、「鉢割れ」(鉢がぱかっと割れたイメージか)が語源のようだ。日本国語大辞典にも「額の左右が出ていて中央で割れたように見えるもの」と書かれている。こんな感じ。
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