快適さを追求したハイスタンダードノート「dynabook Satellite T652」ロードテスト 第1回
32GB SSD併用モデルを試用
据え置きに頼もしい15.6型ノート「dynabook Satellite T652」
2013年01月18日 11時00分更新
東芝の直販サイトである「Toshiba Direct」で限定販売されているWebオリジナルモデルがある。一般に店頭販売されているカタログモデルと比較してハイスペックだったり、特徴的な構成だったりするモデルが多い。今回紹介する「dynabook Satellite T652」もその1つだ。
本製品はSatelliteという、通常法人向けのビジネスPCのブランドを冠しているが、東芝製品の中で一番似ているのはコンシューマー向けのAVモデルである「dynabook Qosmio T752」だ。15.6型のディスプレーとテンキー付きキーボードを搭載しており、据え置き型ノートPCとして頼もしい雰囲気を持っている。
しかし、「dynabook Satellite T652」は「dynabook Qosmio T752」と違ってテレビ機能は搭載していない。代わりにグラフィックス機能を強化するために「NVIDIA GeForce GT 630M」を搭載しているか、高速処理用にキャッシュの役割を果たす32GBのSSDを搭載している。今回の試用機は、32GB SSDを搭載したモデルだ。
使う人を選ばないシンプルなデザイン
dynabook Satellite T652のボディカラーはダークシルバーで、ヘアライン加工が施されている。トップカバーには「dynabook」のロゴが入っているが、全体的にシンプルで地味めの印象だ。ディスプレー開閉時に手のかかる部分にだけ、少し違った質感の素材が使われているのがアクセントとなっている。
本体サイズは約385.0(幅)×252.5(奥行き)×29.8-33.6mmで、重さは約2.7kg。ディスプレーを畳んだ状態ならば一応片手で持ち運ぶこともできるが、モバイルするという大きさではない。基本的に家庭やオフィスでほぼ据え置きで使うマシンだろう。
ディスプレーは光沢のあるグレアタイプで、解像度は1366×768ドット。ディスプレーベゼルも光沢のある黒だ。映り込みが気になるようなことはなかった。
テンキーつきキーボードでビジネス利用にもぴったり
dynabook Satellite T652のキーボードはアイソレーションタイプを採用している。キーピッチは19mmで、キーストロークは1.5mmだ。配列やキーの変形はなく、強いタッチで入力するとキーボード中央付近が若干たわむような感覚はあるが、入力はしやすかった。
搭載するテンキーは、メインのキーボード部分との間に隙間が設けられており、全体的に余裕の作りに。ビジネスでの利用はもちろん、家庭でも家計簿入力などをするような数字入力の多いユーザーにはありがたい作りだろう。
タッチパッドも大型のものを搭載。ボタンがパッドと一体型になった作りだが反応はよく、指滑りもよい。パームレスト部もほどよくさらさらしており、指紋などが目立たないのもうれしいところだ。
今回はdynabook Satellite T652の外観部分を中心に紹介したが、次回はインターフェイスまわりとベンチマークによる評価を紹介しよう。
CPU | Intel Core i7-3630QM(2.40GHz) |
---|---|
チップセット | モバイル インテル HM77 Express チップセット |
メモリ | 8GB/16GB |
ディスプレー | 15.6型ワイド(TFTカラー Clear SuperView LED液晶 1366×768ドット) |
グラフィックス | Intel HD Graphics 4000 |
ストレージ | 約750GB HDD+32GB SSD(高速処理用) |
光学式ドライブ | ブルーレイディスクドライブ(BDXL対応) |
通信機能 | 無線LAN(IEEE802.11b/g/n)、10/100/1000BASE-TX |
インターフェイス | USB 3.0端子×4、HDMI端子×1、RGB端子×1、有効画素数約100万画素ウェブカメラ |
カードスロット | ブリッジメディアスロット |
サウンド機能 | 内蔵ステレオスピーカー、デジタルモノラルマイク、ヘッドセット端子、内蔵デュアルアレイマイク |
本体サイズ/重量 | 約幅385×奥行き252.5×高さ29.8-33.6mm/約2.7kg |
OS | Windows 8 64ビット版 |
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