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このスマホ、ホントに買い? 話題のスマホ徹底レビュー 第31回

IGZO搭載AQUOS PHONE ZETAの「充電ナシで丸2日」を検証

2013年01月17日 12時00分更新

文● ヤシマノブユキ

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1630万画素のカメラはすばやく起動できる

 有効1630万画素カメラはスマホトップクラス。裏面照射型CMOS搭載で暗い場所でもキレイに撮影できるほか、とにかくカメラの起動が速い。ロック解除画面から最小0.4秒で起動し、ホーム画面からはウィジェットで呼び出せる。よく利用する撮影モードをウィジェットに追加すると、その撮影モードでカメラを起動できてかなり便利だ。

よく利用する撮影モードは「SHカメラ」ウィジェットに追加しよう。料理やペットなどをすばやく撮影できる

スクロール時の残像感は気のせい?

 気になったのがスクロール時のチラツキ。設定画面やブラウザーのスクロール時に画面一瞬が暗くなり、文字が滲むように見える。動画やゲームでは気にならないが、とくに黒い背景に白い文字の設定画面で違和感がある。

 有機ELやIPSなど他のディスプレーでこうした現象が気になったことはない。もしかしたら、この見え方がIGZO液晶の特性なのかもしれないし、慣れの問題なのかもしれない。しかし、設定変更で対処できるものではなかったので、筆者のように細かい点が気になる人は、スクロール時のチラツキを承知しておいた方がいいだろう。

ZETA(左)のIGZO液晶は、暗い画面でスクロールする際の文字のチラツキが気になる

【結論】このスタミナだけでじゅうぶん買い!

 本体が大きく重たく、OSのバージョンが最新ではない。そんなマイナス点が吹っ飛ぶほど、ZETAのバッテリーの持ちのよさは魅力的だ。予備の外部バッテリーなしで安心して持ち歩けるスマホと言えば、今のところZETA以外に選択肢はない。フィーチャーフォンユーザーが買い換えを躊躇する理由のほどんどが「バッテリーの持ちが心配」だが、これならその心配を払拭できるだろう。可能な限りの最強スペックとバッテリーの持ちを重視するなら、ZETAを買いに走ってはいかがだろうか。

NTTドコモ「AQUOS PHONE ZETA SH-02E」の主なスペック
メーカー シャープ
ディスプレー 4.9型液晶(IGZO液晶)
画面解像度 720×1280ドット
サイズ 約68×135×9.8mm
重量 約152g
CPU Snapdragon S4 Pro APQ8064 1.5GHz
(クアッドコア)
メモリー容量 ROM:32GB/RAM:2GB
外部メモリー microSDXC(64GB)
OS Android 4.0
Xi対応 ○(下り100Mbps)
無線LAN 2.4/5GHz対応
テザリング ○(最大10台)
カメラ画素数 リア:約1630万画素(裏面照射型)/イン:約120万画素CMOS(裏面照射型)
バッテリー容量 2320mAh(交換不可)
FeliCa ○(+NFC)
ワンセグ
NOTTV
赤外線
防水/防塵 ○/○
Qi ×
miniUIM
連続待受時間(3G/LTE) 約380時間/約350時間
連続通話時間(3G) 約580分
カラバリ Red/White/Blue

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