このスマホ、ホントに買い？　話題のスマホ徹底レビュー 第31回

IGZO搭載AQUOS PHONE ZETAの「充電ナシで丸2日」を検証

声でアレコレ操作できて快適

　基本的な使い勝手も向上。とくに便利なのが声での操作。以下の操作を覚えるとふだんの操作がラクになる。

• カメラのシャッターを切ったり、明るさなどの設定を変更できる「Voice Shot」
• かかったきた電話にすばやく出られる「Hello Answer」
• 画面ロックを解除せず、設定したアプリをすばやく呼び出せる「音声ランチャー」

　一番重宝しそうなのが「Voice Shot」。声で操作するためのキーワードをカスタマイズできないのは残念だが、手ブレを防げたり、スマホから離れて撮影できたりと、撮影の幅は広がりそうだ。

「Voice Shot」を利用するには「カメラ」アプリ→「設定」→「音声操作設定」→「ON/OFF設定」→「アイコンでON/OFF」をタップ。キーワードの一覧は「音声操作設定」→「ヘルプ表示」で確認できる

画面左端のマイクアイコンが青色であることを確認し、所定のキーワードを発音すれば撮影やズームなどが可能

　「Hello Answer」は、着信時にスマホをひっくり返し、「もしもし」など登録済みのキーワードを発音するとスムーズに電話に出られるというもの。家事や仕事中で「手が塞がっているが電話に出たい」ときに便利だ。

「Hello Answer」を利用するには「設定」→「通話」→「Hello Answer」→「Hello Answerを利用」にチェック。電話に出るためのキーワードは最大3種類まで登録できる

　「音声ランチャー」はスマホに向かって独り言を言うようで、人前で利用するにはやや勇気がいる。しかし、自分で追加したアプリも、自分なりの呼び方で起動でき、使い勝手はいい。そもそも通常は、頭頂部の電源キーで画面ロック解除画面を点灯させるのが面倒臭いが、音声ランチャーを利用すればこうした不便から解放される。

　またセキュリティー面も安心。「音声ロック解除」で事前に自分の声を登録しておけば、スマホに画面ロック解除用パスワードなどを設定してあっても、自分の声で画面ロック解除からアプリの起動まで行なえる。

「音声ランチャー」を利用するには「設定」→「音声ランチャー設定」→「ON/OFF設定」を「ON」にする。アプリの呼び方は「音声コマンドの設定」で、アプリ1本ごとに最大3種類まで追加できる

音声ランチャー利用時は本体を2回叩き、キーワードを発音すればアプリを呼び出せる

自分の声を登録しておけば、スマホにパスワードをかけてあっても、声でロック解除からアプリ起動までが可能