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最新端末を丸裸! スマートフォン定点観測 第26回

「S III」「ZETA」「butterfly」三大スマホスピード対決

2013年01月14日 12時00分更新

文● 小林 誠、ASCII.jp編集部

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500通のスクロールテストは
GALAXY S III αとAQUOS PHONE ZETAが好勝負

 スクロールテストではGmailを500通分受信しておき、スクロールして500通目に達した時間をストップウオッチでチェックする。3回スクロールして、最速値と平均値を掲載した。なお、今回は3機種とも片手で問題なく操作できたため、両手操作は行っていない。

  GALAXY S III α AQUOS PHONE ZETA HTC J butterfly
最速タイム 6秒3 6秒8 8秒8
平均タイム 7秒8 7秒7 13秒2

 結果はGALAXY S III αが最速の6秒3。ほとんど差がない2位にAQUOS PHONE ZETAがつけている。平均値でもほぼ互角。これまでは10秒台の機種もよくあったことを考えると、3機種ともスペックが高いうえ、タッチ操作のストレスがないのがわかる。ただし各機種とも違いはある。

 まずGALAXY S III αだが、他の2機種と比べて、スクロール中に強く一瞬止まる(引っ掛かる)ことがある。そのため“ずっと滑らか”という印象はない。しかしそんな引っ掛かりが気にならないほどスクロールが早く、500通目にすぐに達した。

 AQUOS PHONE ZETAは3機種中で1番滑らか。スクロールしていて止まる、引っ掛かるということがない。とても気持ちよく画面が流れていく。

 HTC J butterflyも、AQUOS PHONE ZETAと同じくらい滑らかで、引っ掛かりの無い機種だが、その割にスクロール速度が若干遅いようだ。前機種のHTC J ISW13HTが本連載最速の5秒4を出しているので(関連記事)、画面サイズや持ち方が影響しているのかもしれない。5型でも片手で持てる形状ではあるが、小型のスマホと比べると安定感が少し劣るのも確かである。

 とはいえ、3機種とも4.8~5型という大画面の機種だが、片手操作が普通にできるので、普段使いでは何の支障もないだろう。

 次に1回のスクロールがどれだけ長く続くか、をチェックした。これも片手操作で3回計測。より長く、より多くのメールをスクロールすれば、それだけ滑らか、と感じるはずだ。

  GALAXY S III α AQUOS PHONE ZETA HTC J butterfly
1回スクロール 最長/表示数 2秒2/57通 5秒7/86通 2秒2/51通

 これはAQUOS PHONE ZETAが圧勝。AQUOS PHONEシリーズはとにかくスクロールが気持ちいい。スクロールが止まるときも、ゆっくりと徐々にスクロールが止まっていく。他の2機種はスクロールがすぐに止まってしまった。

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