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International CES 2013レポート 第10回

SHIELDはNVIDIAが直販! Tegra 4の性能はどれくらい?

2013年01月11日 12時52分更新

文● 小林哲雄

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SHIELDの各部を見てみよう。コントローラー上のキーやアナログスティックの配置は、プレイステーション3用コントローラーに近い。中央にNVIDIAロゴのボタンや、Androidの「ホーム」「戻る」ボタン、スタートボタンや音量操作のボタンがある

SHIELDの背面。液晶ディスプレー部の下に、左上からmicro SDカードスロット、micro HDMI出力、micro USB端子、ヘッドホン端子が並ぶ。左右に2個ずつのトリガーボタンもある

SHIELDの左側面。サイズは厚みのあるゲームコントローラーといったところ。内部を解説した映像を見た限りでは、左右のグリップ部に充電池を内蔵するほか、コントローラー中央手前側にも内蔵するように見える

 SHIELDはTegra 4の省電力性能により、ゲームなら約5時間、ビデオ再生では約20時間とかなりのバッテリー駆動時間を持つようだ。発表時の映像をよく見ると10000mAh程度の電池(38Whと読める)を備えており、タブレット並みの電池容量があるようだ。「ゲーム時の発熱は大丈夫?」とピーターセン氏に質問したところ、「低消費電力だから大丈夫」と回答された。実情が気になるところだ。

38Wh/3.7Vで10Ahと、10型タブレット並みの大容量電池を搭載していることがわかる

 残念ながら実機に触れる機会はなく、重さや価格も具体的に示されなかったが、SHIELDはまず北米市場で2013年6月までに投入されて、その後は世界で展開するという。ユーザーサポートを綿密に行なうために、NVIDIAからの直販形式になるとのことで、同社はSHIELDに大きな力を入れているようだ。

 しかし、2012年のCESでTegra 3が発表された際には、「ASUSTeKから249ドルでタブレットが登場する」と発表されて話題を呼んだものの、実際にそれが「Google Nexus 7」として登場するまでは、かなりの時間がかかった。Project SHIELDはその反省をもとに、発表から発売までのタイムラグを短くしたかったのかもしれない。

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