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International CES 2013レポート 第6回

日本でも売って! カッコイイ一体型などHPの新製品を見た

2013年01月09日 16時00分更新

文● 小西利明/ASCII.jp編集部

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 CES 2013の期間中は、世界中から来るバイヤーやメディアに向けた独自の家電/IT関連イベントが開かれる。そのひとつである「ShowStoppers」では、米ヒューレット・パッカード(以下HP)がいくつかのPC新製品を出展していた。中でも注目なのは、いまだ日本市場では発表や発売がされていない製品の数々だ。それら魅力的な日本未発表製品を、写真で紹介しよう。

デザインは文句なし!の一体型
HP Spectre One

 ディスプレー製品と並んで、かつ目立たないように置かれていたため見落としそうになったが、「HP Spectre One」はデザイン重視のUltrabook「Spectre」シリーズと同じ名前を冠した23.6型ディスプレー搭載の一体型PCである。

なぜか他のディスプレー製品の横に、隠れるように置かれていた「Spectre One」。背面と側面を見せたいからだと思われるが……

 その魅力はなんと言ってもデザイン。見栄えを損なう排気口や凹凸がない、アルミ合金に覆われたフラットな背面を、縦棒がカーブを描いたL字形とでも言うアームが支えている。ディスプレー部分は非常に薄いし、アームの台座部分もUSBポートがかろうじて入る程度の厚みしかない。なんとPCのマザーボードやストレージ部分は、アームの部分に詰め込まれているのだという。なるほど背面に排気口の類がないのも当然だ。

美しい背面は吸排気口や開閉部、凹凸のないすっきりしたデザイン。Windows PCでここまできれいな一体型PCはそうない

左側面から見ると、カーブを描いてディスプレーを支えるアーム部分にそれなりの厚みがあることがわかる。マザーボードやストレージはここに入っている!

アームの前面側には、ステレオスピーカーを内蔵。狭額縁のディスプレーとスピーカーの両立としてはいいアイデア

 Spectre Oneは一体型PCとしては珍しいことに、光学ドライブは搭載していない。入れるところがない、というのが本音だろうが、光学ドライブのないUltrabookがノートPCの主流になっているなら、一体型でもなくてかまわないのでは、というデザイン優先の割り切りはアリだろう。

コネクター類は目立たない配置ながら、必要十分な数を用意。背面にはUSB 2.0×2、有線LAN、HDMI入力などを装備。右側面にはUSB 3.0×2を備える。NFC機能も台座右側に内蔵。なお左側面にはヘッドホン端子とメモリーカードスロットがある

 なお米国で発表された製品でスペックを見ると、23.6型のフルHD解像度タッチディスプレーを備え、インテルCPU(デモ機はCore i7)を搭載。ビデオメモリー1GBを備えたNVIDIA製GPUも搭載するなど、意外に高性能な製品となっている。ストレージはSSDも選択できるようだ。

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