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[速報] 米Google、検索と広告の商慣習を変更へ - 米FTC と合意

2013年01月04日 05時23分更新

記事提供:SEMリサーチ

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米連邦取引委員会(FTC)は19ヶ月に及ぶ Google の調査を終了し、Googleが自主的に商慣習を変更することで両者は合意に達した。

Googleは自主的に自社のプロダクトについて、次の2点の変更を加える。

第1に、バーティカル検索においてGoogleがYelpやkAYAKなど競合サイトを不当に扱っているという Search bias の懸念を払拭するため、Google はサイト運営者により多くの選択肢を提供。サイト運営者は、Google検索をオプトアウトし、地域情報や旅行、ショッピングなどの検索結果からレビューやその点数などのコンテンツを除外できるようにする。

第2に、広告主が AdWords プラットフォーム及びその競合プラットフォームを横断して広告キャンペーンを運営できるようにする。具体的には、AdWords利用規約を変更し、広告キャンペーンデータをエクスポートして、他のサードパーティーの広告プラットフォームに適用することが可能となる。

米FTCによるGoogleの検索および広告を含む商慣習についての調査は2011年6月から19ヶ月にも及んだ。Googleが検索結果においてYelpやkAYAKなどライバル企業のサイトを不当に評価して検索順位を低くする一方、自社サイトを優遇してユーザーを誘導しているという競合各社からの申し立てを受けてのものだった。

FTCは調査について、「法的行為を正当化するに足る十分なエビデンスは得られなかった」とした。続けて「疑いなくGoogleは競合する検索企業より優位に立つために積極的な行動をとっていることに間違いないが、FTCのミッションは競争環境を維持することにあり、特定の競合企業を守ることではない。調査の結果、Googleが米国法に違反して競争を制限する行為をとっていることは確認できなかった」と結論づけている。

とりわけバーティカルのライバル企業の指摘で関心を寄せたユニバーサル検索について、FTCは「ユニバーサル検索の導入及びGoogle検索アルゴリズムへの追加的変更は、同社プロダクト及び同社のユーザー体験を改善するイノベーションとして妥当である」との判断を下している。

According to the Commission statement, however, the FTC concluded that the introduction of Universal Search, as well as additional changes made to Google’s search algorithms – even those that may have had the effect of harming individual competitors – could be plausibly justified as innovations that improved Google’s product and the experience of its users. It therefore has chosen to close the investigation.


The Federal Trade Commission closes its antitrust review
http://googleblog.blogspot.jp/2013/01/the-federal-trade-commission-closes-its.html

Google Agrees to Change Its Business Practices to Resolve FTC Competition Concerns In the Markets for Devices Like Smart Phones, Games and Tablets, and in Online Search
http://www.ftc.gov/opa/2013/01/google.shtm


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詳細は後ほど別記事をあげますが、Google の勝利かと。

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