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10時間動くClover Trailノート HP ENVY x2をチェック

2013年01月04日 12時00分更新

文● 小西利明/ASCII.jp編集部

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 Clover Trailこと「Atom Z2760」を搭載するタブレットPCが話題を呼んでいる。x86プロセッサーなのでWindows 8がそのまま動くのに、ARMプロセッサー搭載のタブレットと遜色ない重さやバッテリー駆動時間を実現できる点が評価されている。

 Clover Trail搭載タブレットは数社から発売されているが、今回はそのうちの1台、日本ヒューレット・パッカードの「HP ENVY x2 11-g000」を試用する機会を得たので、その実力を検証してみた。

「HP ENVY x2」。キーボードドックは付属品

キーボード付属のセパレート型ノート

 ENVY x2は写真のとおり、タブレット型の本体に分離可能なキーボードドックが付属する、セパレート型ノートとなっている。キーボードドック側にもバッテリーが内蔵されており、合体状態でのバッテリー駆動時は、まずドック側のバッテリーを優先的に使い、それを使い切ってから本体側バッテリーを使い始めるという、セパレート型ノートでは一般的な仕様を踏襲している。

ENVY x2の背面。ディスプレーを開くとドッキング部がスタンドになる

 バッテリー駆動時間は公称値で、タブレット状態で約10時間45分、ドッキング状態では約19時間とされている(同社独自計測による)。さすがに実使用時でこれほどは動かないだろうが、期待の持てる数字だ。

 本体とドックはアルミ合金を使った金属的な質感のボディーをまとっている。タブレットの背面(ノート状態での天板側)とドックの底面は、ヘアライン加工が施されている。ボディー側は少しでも薄く見せるように、手前側が薄いくさび形の側面形状をしている。合体状態の厚みは17~19mmなので厚くはないが、Ultrabookが珍しいものでなくなった昨今では、薄いという印象は受けない。

タブレット部の背面。上部中央にアウトカメラ、右端には音量ボタン。左端にあるのは電源ボタンで、2秒ほど押し続けるとブルッと震えて電源が入る仕組みなので、カバンの中に入れておいても誤動作が少ないよう配慮している

ドック側底面。4つの平らで大きなゴム足がある

 合体状態の重さは約1.41kg。ドックにもバッテリーを内蔵することを考えれば、悪くない数字だ。本体側単体の重さは約710g。11.6型ディスプレーを搭載するタブレットとみれば、なかなか軽く作られている。

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