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【2012年まとめ】Windows 8発売もPC市場は苦戦が続く

2012年12月30日 12時00分更新

文● 小西利明/ASCII.jp編集部

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3月
Windows 8のβ版「Consumer Preview」登場

3月は「Windows 8 Consumer Preview」が公開され、いよいよWindows 8発売に向けて加速し始めた月だった

 Windows 8のβ版に当たる「Consumer Preview」が、2月の最終日深夜に公開された。3月はConsumer Previewを使ったWindows 8の記事が多数掲載された。

 Consumer PreviewはWindows 8の要素がほぼ固まり、製品版に向けたフィードバックを集めて改良を進める段階だ。ちなみに、2011年9月に公開された「Developer Preview」では、まだデスクトップ画面にスタートボタンが残っていた。公開版でスタートボタンがなくなったのは、このConsumer Previewからである。

今や懐かしささえ感じる「Developer Preview」のデスクトップ。左下には簡略化されたとはいえ、まだスタートボタンがあった。ただし機能はWindows 7までとは異なる

 PCとは直接関係ないが、この3月に公開された西田宗千佳氏によるブルーライト軽減PC用メガネの記事は、2012年に記者が担当した記事の中では、もっとも読まれた記事となった。「JINS」や「Zoff」でGoogle検索すると、かなり長期間に渡ってこの記事が検索結果上位に来ていたからだろう。記事掲載後しばらくして、JINS PCにも度付きレンズが登場したので、今や両社のどちらでも、PC用メガネを自由に選べるようになった。

 記者も編集部ではJINS PCの度付きレンズを愛用している。クリアレンズタイプでも、画面の色味が多少変わって見えるので、写真を扱う作業時は普通のメガネに戻さなくてはならないのが面倒だが。

4月
Ivy Bridge登場とSSDの低価格化

自作PCファン待望の「Ivy Bridge」が4月末に登場

 4月のトピックと言えば、ゴールデンウィーク前半に発売されたインテルの「Ivy Bridge」こと第3世代Coreプロセッサーの登場だ。ノート用がさらに遅れたため、搭載PCの動きはもう少し先となったが、高性能かつ低消費電力な特徴により、自作PC市場を賑わせてくれた。

 Ivy Bridge登場と並んで、4月の記事で印象に残っているのが、低価格化が進んだSSDの特集記事だ。メインドライブとして使える256GBクラスの低価格化が進んだ時期で、Ivy Bridgeと合わせてPCを更新したという方も少なくないだろう。現在では各社の製品もモデルチェンジが進んで、この時期に掲載したSSDは、いずれも旧製品になっている。SSDの進化と普及は2012年を通じての大きなトピックと言えよう。

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