14型ディスプレーを搭載した、エプソンダイレクトのスリムノートPC「Endeavor NA601E」。前編では外観や質感、キーボード周りなどを紹介したが、続いてはインターフェイスや、ベンチマーク結果について紹介しよう。
まずはインターフェイスだ。本体手前側にはメモリカードスロットが配置されている。本体左側は電源コネクター、有線LAN端子、VGA端子、HDMI端子とUSB3.0端子が並ぶ。有線LAN端子は小さく見えるが、これは下側がバネ式で閉じられているからだ。指をかけて開くと普通の有線LAN端子の大きさになる。
本体右側にはヘッドフォン出力端子、マイク入力端子、USB2.0端子×2が並ぶ。その横にあるのは、本来光学式ドライブが挿入されるスペースだ。
USB 3.0端子が1つだけというのは少々寂しいが、左右に振り分けて合計3つのUSB端子というのはとりあえず十分な数だろう。外部ディスプレー出力も評価したい。最近では利用シーンが減ってきている有線LAN端子がほとんど閉じた状態になっているのは、本体のスタイルを保つための処理だとは思われるが、ホコリが入るのを防ぐという点でも実はすぐれているのかもしれない。
光学式ドライブか軽量マシンにするかバッテリーを増強するかの選択
「Endeavor NA601E」本体右側、光学式ドライブが挿入される部分はBTOメニューで何を選択するかで様子が変わってくる部分だ。BTOメニューには「スリムDVD-ROMドライブ知る或ATA対応(再生ソフト付)」と「スリムスーパーマルチドライブ(DVD±R 2層書込) シリアルATA 対応」という2種類の光学式ドライブのほかに「増設バッテリー(BT3104-B)」と「光ディスクドライブ/増設バッテリーなし」という項目が並んでいる。
ここで2種の光学式ドライブのうちどちらかを選択すれば、普通に光学式ドライブを搭載したマシンという形でユーザーの手元に届く。「光ディスクドライブ/増設バッテリーなし」を選択した場合、光学式ドライブがつく部分にはカバーがかぶせられ、中が空洞になる。これが最軽量構成の秘密だ。
では「増設バッテリー(BT3104-B)」を選択するとどうなるかというと、増設バッテリーパックが別梱包でやってきて、ユーザー自身が取り付ける。試用機の場合カバーがついた状態で到着し、増設バッテリーパックが添えられていた。取り付け作業は本体裏側に露出しているネジを1本はずすだけだ。後は簡単にカバーがはずれ、バッテリーパックを挿入してからまたネジを締めればよい。
なお、光学式ドライブを付けておき、後から自分でバッテリーパックに交換することはできないようだ。
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