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最新端末を丸裸! スマートフォン定点観測 第23回

「Ascend」「GALAXY Note II」「VEGA」のカメラを比較

2012年12月25日 12時00分更新

文● 小林 誠、ASCII.jp編集部

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Sペンを使って写真を加工
通常機能も強力なGALAXY Note II

 撮影シーンには「なし」も含めて11。面白いものでは「夜明け」「秋色」というシーン設定がある。

GALAXY Note IIもシーン設定の内容が具体的

 起動時間を計測すると、1秒34~1秒79と、これまたAscend級。高速撮影(撮影間隔)を計測してみると「通常撮影」のままだが0秒66~0秒86と、こちらも1秒を切る。もちろんバンバン、シャッターを切れるカメラだ。最速値、また使ってみたときの印象でも、若干GALAXY Note IIのほうがAscendより早いものの、こういう機会に比較しなければまったくわからないほど、両機種とも早かった。

 GALAXY Note IIの良いところは、さらにそのままシャッターボタンを長押しするだけで連写になる点。撮影間隔が短いとはいえワンチャンスしかない、というときは長押しするだけで、素早く連写に切り替えられる。

 また、撮影モードも充実しているし、エフェクトもある。とくにエフェクトはインカメラや動画撮影時にも使えるので、面白い動画を撮影したいのなら使ってみるといいだろう。

撮影モードも充実。エフェクトも楽しい

 動画撮影では「スローモーション」と「ファストモーション」がある。スローモーションはその名のとおり撮影した動画をゆっくり再生するが、逆にファストモーションでは通常よりも2倍、4倍、8倍の高速で動画を再生する。さらにマルチウインドウの機能で、カメラの画面からブラウザやマップへすぐに移ることができるのも便利だ。

 またカメラと同じく撮影の機能として「スクリーンショット」が用意されているが、GALXY Note IIではSペンを使ってスクリーンショットを撮影できる。Sペンのボタンを押しながら画面を長押しするとスクリーンショットが撮れるのだが、そのままSペンを使った手書きやトリミングができる画像加工の画面になるので、写真に手書きのメッセージを入れたい、という人は手軽にできて面白いだろう。さらに「Paper Artist」というアプリもプリインストールしており、画像をイラスト風に加工することができる。このときもSペンを使って書き込みが可能だ。

Sペンで画面キャプチャーし、そのまま描き込むことが可能

Sペンを使えば、メモなどの描き込みのほかに、イラスト風の加工も可能

 普通の画像編集もちょっと変わっている。まず画像編集にはSamsung Appsの「フォトエディター」を使える。Samsung Apps用に専用アカウントが必要なのは面倒だが、画像編集機能がAndroid標準のものよりも充実しており、タッチ操作を活かして手で画面をこするようにして写真を少しずつ暗くしたり、手書き(Sペンでもいいが)で文字やイラストを入れたり、装飾としてフレームなどを入れられるなど機能は多岐にわたる。

フォトエディターというソフトを使うと、タッチ操作を活かした編集も可能

 動画編集では「動画」アプリを使い「トリミング」が可能。また「チャプターメニュー」を選択すると動画を区切って見られる。さらにここでもSペンのボタンを押しながら、再生画面の時間バーに近付けると、ポインターが重なり、その時間の動画をコマで確認することができる。

動画編集ではトリミングやチャプター打ちも可能

 Sペンはカメラ周りでも、思いのほか使えることがわかる。

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